あなたは知っていますか? ダブルケアについて

子育てと介護が同時に来てしまった…。
その状態がダブルケアです。
そんな時は、ひとりで悩まないでください。
まずは現状の正しい認識からはじめましょう。

ダブルケアとは?

ダブルケアとは、子育てと親や親族の介護が同時期に発生する状態のことをいいます。

女性の晩婚化により出産年齢が高齢化し、兄弟数や親戚ネットワークも希薄化し続けている現代。そのような家族構造の変化のなかで、子育てと親の介護を同時にする世帯
――ダブルケア負担の世帯――の増加が予測されています。

第一子出産年齢
ダブルケアをする人は、全国に25.3万人

育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書 | 内閣府男女共同参画局

これまでは、仕事と子育ての両立、あるいは仕事と介護の両立が問題とされてきました。今度はさらに、子育て・介護・仕事の両立問題が加わってきます。各家庭だけでは立ち行かなくなり、現存の介護サービス、育児サービスはもとより、従来の子育て支援策・高齢者介護政策も見直しを迫られることになることでしょう。

このように超少子化と高齢化が同時進行する日本のような国では、ダブルケアは近い未来、大きな社会問題・政策課題になると考えられています。

※「ダブルケア」という言葉は横浜国立大学の相馬直子准教授と英国・ブリストル大学の山下順子講師が共同研究を進める中で生まれた造語です。

ダブルケアの現状

実際に、ダブルケアに直面したことがある人は、どれくらいいるのでしょうか?

全国の大学生以下の子どもを持つ母親1,000名(全回答者)に、“ダブルケアとは『子育てと親・義親の介護が同時期に発生する状況』である”と説明をし、自身のダブルケアの状況について聞いたところ、「現在ダブルケアに直面中」は3.3%、「過去にダブルケアを経験」は4.0%、「現在直面中で、過去にも経験がある」は0.9%で、以上を合計した経験率は8.2%となりました。また、「数年先にダブルケアに直面する」は14.4%と、今後、ダブルケアを経験する人が増加していくことがうかがえます。

さらに、これまでにダブルケアを経験している人(現在直面中の人を含む)と数年先に直面するという人の割合を合計すると22.6%となり、ダブルケアが身近な問題である人は5人に1人以上となりました。

年代別にみると、ダブルケアの当事者になる方の割合は30代が他の世代に比べ高く、予備軍も含めると、27.1%と4人に1人がダブルケアを経験すると推測されます。

ダブルケアの状況

ダブルケアは突然やってきます。
あなたのご家庭は大丈夫ですか?

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