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私たちが考える社会貢献活動

私たちの活動はどれも、社員自らが地域や周りの問題に気づき、 何かできないかと自分たちで考え自発的に始まった活動ばかりです。それは神戸の震災から始まりました。

品川ライフプランナーセンター第3支社
大川 功 ライフプランナー

ソニー生命ボランティア有志の会 会長

1995年1月17日、早朝の神戸をいまも忘れない

あの日の朝、テレビニュースに映る映像をいまでも戦慄とともにはっきり覚えています。
倒壊したビル、黒煙をあげる商店街、斜めに崩れ落ちた高速道路など、戦後生まれの私たちにとってこんな大被害、大災害が現実にあることが初めは信じられませんでした。ましてや私は兵庫県の出身でしたから、これが慣れ親しんだお洒落な街神戸かと目を疑い、本当に大変なことになった、家族や親戚、友人知人はどうなっているのか、心配はすれども電話はつながらず、その日一日落ち着かない気持ちで過ごしたことを覚えています。
当時同じ支社のメンバーには地震のわずか1週間後には現地へ行き自ら何をすべきか考え、行動したライフプランナーがいました。その人こそ、後に私のことを兵庫県出身だからという理由だけで活動に引っ張り込んだボランティア有志の会初代会長の髙石ライフプランナーです。
でも当時は自分のような素人が行っても何もできないだろう、かえって足手まといになるかもとあれこれ理由をつけて、支援活動に参加しないでいました。さすがに春になり電車も動き始めた頃には断る理由もなくなり、震災後初めて神戸に足を踏み入れました。

現場で行動し、現地の方々とふれあう

現地に着いてみると、予想をはるかに超え『強烈』ただその一言に尽きる状況でした。
高速道路は倒れたまま、市役所も半壊のまま避難所状態。歯を食いしばっていまを生きている住民の方たちをみたら、かえって足手まといになる・・・なんて言っていられない。「何かお手伝いしなければ!」そう思わずにはいられない、頭より体が本能的に動きはじめていました。
それから、私も毎週土曜日は日帰りで神戸へ行き、避難所暮らしの住民の方へとにかく温かい食べ物を配ろうと、炊き出しをする当社の仲間たちの輪に加わりました。
やがて夏前には、現地で支援をするボランティアの数は、私たちだけといっても過言ではない程度にまで減っていました。でも、そんな私たちが商店街で炊き出し用の食材を買うたびに、神戸の人たちは「まだ応援してくれる人がいるんだから、神戸の自分らが負けたらあかんな」と言って笑顔になっていただけることも嬉しかったひとつです。単なる自己満足かもしれないし、本当におせっかいなだけかもしれない、と悩みながらも皆さんの笑顔に励まされて毎週の活動は続いていきました。

継続することで初めてわかる課題と克服

被災者の方々が仮設住宅に移り、落ち着いたかのようにみえた神戸の街ですが、実際には様々な問題があることに気づかされました。
私たちが支援をした第7仮設地区は、比較的年配の方が最も多い地区で、一番の重大事項は孤独死の回避という重く、大きな問題でした。
「少しでも役立ちたい」そう思う一方で、手探りでできることを見つけては行動に移していく毎日です。私たちはいつも失敗や問題が起こる都度、皆で相談して知恵を絞ってその壁を越えていました。そのときも、皆で知恵を出し合って、北海道から九州までの当社支社の仲間が書いた応援メッセージ付のプランターボックスに花を植えて2軒に1個設置することにしたのです。
この私たちの企画に対して、仮設住宅では、お互い知らなかった両隣の住人の方々が「しょうがないな」と重い腰をあげて一緒に花に水をやり、花々の成長を眺めるようになりました。隣近所同士での会話も生まれました。このことはコミュニティの活性に一役も二役もかうこととなり、孤独な気持ちを少しでも和らげるお手伝いになったのではないかと思っています。いまでは住民の皆さんとの大切な思い出でもあります。

ライフプランナーとして 〜お客さまや地域の方々とともに〜

この神戸での活動は震災から15年たったいまでも、継続的に続けています。時代がかわるにつれ、その時々に応じた新たな問題がおこり、私たちはその都度、地域の方たちと考え行動をともにしてきました。
また、こうした神戸での活動が契機となり、常日頃からお客さまの人生に寄り添い、歩む中で感じていた小さな問題や気づきを、「お手伝い」あるいは「ボランティア」という形で新たな行動の芽が育っていきました。
知的発達障がいの方たちの自立と社会参加を目指すスペシャルオリンピックスの支援活動もその一つです。また、骨髄バンクの普及啓発を呼びかける活動においては、説明員の認定資格の取得を通じて地道に登録者を増やす活動を続けている仲間もいます。
最近では、がん患者の支援活動に参加する社員も多く、活動を通してがんに罹患された方々から逆に私たちがたくさんのことを学ばせていただいています。私たちの活動はどれも、社員自らが地域や周りの問題に気づき、何かできないかと自分たちで考え自発的に始まった活動ばかりです。同時に志のある多くの方々と、ともに考え、知恵を絞り、同じ経験を通して歩んできた道のりでもあります。
いまでは、お客さまや仲間、地域の皆さまに支えられ、全国各地で本当にさまざまな活動が繰り広げられています。
毎日が手探りで、行き届かないことも多くありますが、ここに15年の活動を感謝するとともに、私たちはお客さまや地域の大勢の方々とともに、今後も歩んでいきたいと願っています。これからもご理解、ご支援よろしくお願い申しあげます。

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