中森 規晶
執行役員
2003年中途入社 法学部卒
2003年中途入社 法学部卒
大手生命保険会社からソニー生命に転職。ライフプランナーと代理店、両営業チャネルの営業企画・推進、ITデジタル戦略の企画・推進などを歴任。数々の変革に取り組んできた。2021年4月から法人戦略本部 本部長に就任。
今野 円佳
財務部 統括部長
1996年新卒入社 経済学部卒
1996年新卒入社 経済学部卒
契約部、経理部を経て、財務部へ。20年にわたってお客さまからお預かりした資産を的確に運用し続けているプロフェッショナル。若くしてマネージャーに任命されるなど信頼も厚い。現在は子育てにも奮闘中。
目先に囚われるな。
常に違う未来を想像せよ。
常に違う未来を想像せよ。
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中森 :ライフプランナーや代理店(パートナー)を支える仕組みを作り、支援を行うこと。お客さまからお預かりした大切な資産を運用すること。生命保険会社における攻めと守りの役割を担う私たちですが、「お客さまのために」という目的は共通しています。今野さんは、どのようなことを大切にして仕事に向き合っていますか?
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今野 :絶対に、嘘をつかないことですね。生命保険ビジネスの保障期間は30年以上になることもあり非常に長いため、その場しのぎの仕事では務まりません。何か嘘をついたり、誤魔化したりすると、必ず後になって破綻が生じてしまいます。だからこそ、目先の問題を解決するだけではなく、数十年先の将来を見据えた全体最適のプランを考える必要があります。資産の運用は「種を蒔くような仕事」。長い時間軸でものごとを考え、さまざまな施策に取り組んでいるため、その成果を収穫するのは自分ではなく次の世代のメンバーであってよい。それが組織の中で働くプロフェッショナルだと思っています。中森さんは、仕事に対してどんな流儀を持っていますか?
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中森 :「No Challenge, No Gain」。それが私のモットーです。今ある状況に決して満足することなく、常により良い未来の可能性を追求することを心掛けています。ものごとを広く、深く、点ではなく線で考えていくこと。「現状で出来る範囲」を判断基準にするのではなく、「どうあるべきか。何をやるべきか」から自らの行動を決めること。そうすれば、自ずと違った未来が見えてきますよね。そうなれば、あとは目標に向かって、現状を打破する、突破するのみです。今野さんもさまざまなチャレンジをしていると思いますが、印象に残っているものはありますか?
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今野 :入社間もないころに経験した、現場と本社でお客さま情報を共有する新規帳票の企画・実行はチャレンジングでしたね。当時の上司に対して自らの課題意識を話したところ、「そしたら今野さんやってみて」と。もちろんサポートはありましたが、若手社員に任せてくれたという経験はとても印象に残っています。すごい会社ですよね(笑)。ただ、その時の経験がソニー生命で仕事をする基礎をつくってくれたと思っています。ゼロからアイデアをカタチにしていくこと、周囲の皆さんを巻き込んでいくこと。仕事の喜びを知り、自信を持つことにつながりました。
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中森 :当社らしいエピソードですね。私も新契約や保全手続のペーパーレス化、医務査定の即時条件提示化、コンサルティングフォローを支援する仕組みなど、多様なチャレンジをさせていただきましたが、やはり「私の仕事」ではなく、「チームで一緒に成し遂げる仕事」なんですよね。一人でできることなんて、たかが知れています。ゴールを描き、プロセスを示し、みんなで創り上げる。それが、ソニー生命の仕事なんだと思います。
何度、失敗してもいい。
恐れずに、前へと進もう。
恐れずに、前へと進もう。
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中森 :人生の伴走者として、お客さま一人ひとりに寄り添い、支えていく。それが、ソニー生命のあるべき姿です。ライフプランナーは、質の高いコンサルティングでその価値を実現します。そして、私たちはその価値をさらに進化させるために変革に挑んでいきます。私たちにとっての変革とは、何かを成し遂げて終わりというものではありません。
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今野 :そうですね。私の担当領域では、変化・多様化するお客さまのニードにどう応え続けていくのか。不確実性を増す金融市場にどう対応していくのか。私たちは経済的な保障のプロですから、「想定外」は言い訳になりません。お客さまの声のその先にある想いを知り、金融市場に起こりうる未来を予測し、絶えずアクションを起こし続けることが求められます。これからの時代、常に「その先」を考え、発信していける人材の力がますます重要になってくると考えています。
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中森 :仰る通りチャレンジに終わりがないからこそ、ソニー生命の社員は「もっとよくできるはず」「次は何をしよう」と口々に語ります。私自身も参画したプロジェクトを完遂しても達成感にひたる間もなく、「ああすればよかったかな?」と反省がはじまって、すぐに次の課題に向かってしまう。
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今野 :わかります。金融市場が思い通りに動くことなんて、ほとんどありませんから。どんなに考え抜いた運用方針でも、それがダメだった場合にどうリカバリーするかを考え、あらゆる事態に対応策を立てておかなければならないんです。生命保険会社の資産運用は保守的と考えられることが多いけれど、それは「お客さまとの約束を守らなければならない」という意味でのこと。現状を維持するための守りの姿勢という意味ではないと思っています。
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中森 :確かに保守的なイメージが強いですよね。そして、生命保険に限った話ではありませんが、金融機関って失敗が許されないみたいなイメージがあるじゃないですか。当社では少し違うんですよね。失敗は、成功に向けての経験。最近の若い方は優秀だから、どうしても完璧にやろう、うまくやろうとします。それでは、成長もないし、価値を創造することもできないと思うんです。これから入社してくる皆さんには、「どんどん失敗してほしい」と思っています。大切なのは、チャレンジし続けること。私なんて、どれだけ失敗したかわかりませんよ(笑)。
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今野 :私も同じです。大切なのは、そこからですよね。それと、もう一つ伝えたいのは、「目の前の仕事を楽しんでほしい」ということです。「目の前のことに囚われるな」という言葉と矛盾するようですが、目の前のことを楽しめなければ、仕事も続かないし、発見も成長もありません。自分の仕事を心から楽しみ、未来を見通し、新たな価値を創る。この仕事は本当に素晴らしいものだと思っています。
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中森 :生命保険は、車や家電などと違って目に見えないもの。それを目に見えるものにするのは人の力です。一人ひとりの仕事が、お客さまのために、仲間のために、社会のためになる。「誰かのために働く」ことで、確かなやりがいと誇りを感じることができるはずです。