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ニュースリリース(2021年度)

成年年齢の引き下げに関する意識調査2021

2021年11月29日

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2021年10月15日~10月18日の4日間、全国の2022年4月1日時点で18歳または19歳の人(以下、「当事者」)と、2022年4月1日時点で18歳または19歳になる子どもがいる40歳~59歳の親(以下、「保護者」)に対し、「成年年齢の引き下げに関する意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名(当事者500名、保護者500名)の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


調査結果 概要

アナリストのコメント
(ソニーフィナンシャルグループ株式会社 金融市場調査部 シニアアナリスト 石川 久美子)

シニアアナリスト 石川 久美子

本調査は、民法改正により2022年4月より成年年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられる際に、一気に成年枠に入る当事者と、その親に対して行われました。これによって浮き彫りとなったのは、主に契約周りについて、当事者も親も不安に思っているという点です。結婚やクレジットカードの作成、携帯電話の契約・解約など、様々な「契約」について、親の同意を得ずに行えるようになることによって、高額な買い物をしてしまうのではないか、借金を負うことになるのではないか、詐欺や様々な金銭トラブルに巻き込まれるのではないか、との不安が多く寄せられました(図6)。
また、今回の成年年齢引き下げに伴う「親の同意がなくてもできるようになる行為」について、「いつなら親の同意を不要にしてもいいと思う?」との設問については、最も回答が多かったのは「自分が働くようになったら」とされており、自ら稼げるようになれば、こうした金銭に絡む契約についても行っていいと考える次期・新成人が多いようです(図9)。
たしかに、全国の消費生活センターなどに寄せられる消費生活相談件数の年齢ごと平均件数をみると、18・19歳と、20-24歳では約1.5倍の差があり、成人になったとたんにトラブルが増えている様子が見受けられます。ただし、2019年に消費者庁が取りまとめた調査(令和2年版消費者白書、「消費生活相談の属性」)によると、全体のうち、20代は8.0%、30代は9.0%と大差ありません。増えてくるのは40代以降(40代13.2%、50代14.5%、60代15.8%、70代16.6%)です。つまり、成人したてで「大人の自覚がない(図6)」と思われている年代よりも、年齢を重ねて使える資金が増えていく「『より大人である』年代」のほうが、実際にはトラブルが多いのです。
大人として親の同意を得ずに行える契約に関し、トラブルに年齢が関係ないのであれば、むしろ成年になる前の今の段階が、今後に向けて意識を高めるチャンスとも言えます。図7・図8によると、自分や子どもが成年になることについて、親や子と話ができていると回答したのはそれぞれ全体の2割強。特に男性は親子ともにできていないとの回答が目立ちました。2022年4月まであと半年を切っています。「大人になるということはどういうことなのか」「何に気を付けるべきなのか」など、まずは親子間で話し合ってみることが不安解消の第一歩なのかもしれません。

アンケート調査結果

  • 「民法改正で、2022年4月1日からは18歳以上が“成年(成人)”となることを知っている」
    当事者の91%、保護者の84%
  • 2022年4月1日以降、“18歳になれば親の同意がなくてもできるようになること”として知っていたもの
    1位「結婚」2位「クレジットカードを作る」3位「携帯電話を契約・解約する」

全回答者1,000名(当事者500名、保護者500名)に、2022年4月1日の改正民法施行による「成年年齢の18歳への引き下げ」について質問しました。

まず、民法が改正され、2022年4月1日からは、18歳以上が“成年(成人)”になることを知っていたか、知らなかったか聞いたところ、当事者(500名)では「知っていた」は91.4%、「知らなかった」は8.6%、保護者(500名)では「知っていた」は83.6%、「知らなかった」は16.4%となりました。成年年齢の引き下げに関する認知率は、保護者よりも当事者のほうが高いという結果となりました。(図1)

(図1)

アンケート結果:民法の改正について


2022年4月1日からは18歳以上が“成年(成人)”になることを知っていた人(当事者457名、保護者418名)に、2022年4月1日以降、“18歳になれば親の同意がなくてもできるようになること”として知っていたものを聞いたところ、当事者・保護者とも「結婚」(順に51.6%、48.8%)が最も高くなり、「クレジットカードを作る」(50.5%、40.4%)、「携帯電話を契約・解約する」(31.1%、36.6%)が続きました。次いで高くなったのは、当事者では「賃貸物件を借りる」(22.1%、4位)、「ローンを組んで購入契約する」(18.4%、5位)、保護者では「ローンを組んで購入契約する」(24.9%、4位)、「10年用パスポートを取得する」(22.0%、5位)でした。(図2)

(図2)

アンケート結果:民法の改正について


  • 2022年4月1日から成年(成人)になることに対する当事者の意識 59%が「楽しみ」、60%が「不安」と回答
  • 2022年4月1日から子どもが成年(成人)になることに対する保護者の意識 45%が「楽しみ」、69%が「不安」と回答
  • 「2022年4月1日から成年(成人)になる心の準備ができている」当事者の37%にとどまる

次に、成年年齢の引き下げに関する気持ちや状況について質問しました。

当事者(500名)に、成年年齢の引き下げに関する気持ち・状況が、自身にどのくらいあてはまるか聞いたところ、【2022年4月1日から自分が成年(成人)になることは楽しみ】では「非常にそう思う」が14.8%、「どちらかといえばそう思う」が44.6%で、合計した『そう思う(計)』は59.4%、【2022年4月1日から自分が成年(成人)になることは不安】では『そう思う(計)』は59.8%となりました。
また、【2022年4月1日から自分が成年(成人)になる心の準備はできている】では『そう思う(計)』は37.0%となりました。(図3)

他方、保護者(500名)に、成年年齢の引き下げに関する気持ち・状況が、自身にどのくらいあてはまるか聞いたところ、【2022年4月1日から自身の子どもが成年(成人)になることは楽しみ】では『そう思う(計)』は45.0%、【2022年4月1日から自身の子どもが成年(成人)になることは不安】では『そう思う(計)』は69.0%となりました。保護者の大半が、子どもが成年になることに対し不安を抱いていることがわかりました。
また、【2022年4月1日から自身の子どもが成年(成人)になる心の準備はできている】では『そう思う(計)』は35.8%となりました。(図4)

(図3)(図4)

アンケート結果:成年年齢の引き下げについて


  • 「18歳で成年(成人)」をどう捉える? 当事者の55%が「早すぎる」、保護者の61%が「早すぎる」と回答

全回答者(当事者500名、保護者500名)に、18歳で成年(成人)は早すぎると思うか、遅すぎると思うか聞いたところ、当事者では「早すぎると思う」が55.2%、「遅すぎると思う」が7.0%、「どちらともいえない」が37.8%、保護者では「早すぎると思う」が61.4%、「遅すぎると思う」が6.0%、「どちらともいえない」が32.6%となりました。
男女別にみると、18歳で成年(成人)は早すぎると思う人の割合は、当事者の女性では60.4%、保護者の女性では74.4%と、当事者の男性(50.0%)・保護者の男性(48.4%)と比べて高くなりました。(図5)

(図5)

アンケート結果:18歳で成年(成人)をどう捉えるかについて


  • 成年(成人)になることに対する当事者の不安
    「自覚がないまま大人になること」がダントツ、2位「クレジットカードでの高額な買い物」3位「成人式の混乱」
  • 子どもが成年(成人)になることに対する保護者の不安
    TOP3「自覚がないまま大人になること」「クレジットカードでの高額な買い物」「ローン契約での高額な買い物」

成年(成人)になることに対して、どのような不安を抱いている人が多いのでしょうか。

自分が成年(成人)になることに対し不安を感じている人(299名)に、どのような不安があるか聞いたところ、「自覚がないまま大人になること」(69.2%)が突出して高くなりました。成年(成人)になるまでに“大人になる”という心構えを持てるのか、精神的に準備不足ではないか、心配に感じている人が多いようです。次いで高くなったのは、「クレジットカードでの高額な買い物」(33.4%)、「成人式の混乱」(31.1%)、「もうけ話に関するトラブル(マルチ商法など)」(28.8%)、「怪しいアルバイトに関するトラブル(荷受け代行など)」(26.1%)でした。
他方、自身の子どもが成年(成人)になることに対し不安を感じている人(345名)に、どのような不安があるか聞いたところ、「自覚がないまま大人になること」(69.0%)が最も高くなり、「クレジットカードでの高額な買い物」(47.0%)、「ローン契約での高額な買い物」(44.3%)、「もうけ話に関するトラブル(マルチ商法など)」(42.6%)、「借金」(39.1%)が続きました。(図6)

(図6)

アンケート結果:成年(成人)になることに対しての不安について


  • 当事者の22%が「自分が成年(成人)になることについて親と話をしている」、43%が「今後話をしたいと思う」と回答

当事者(500名)に、自分が成年(成人)になることについて、親と話をしているか聞いたところ、「話をしている」は21.6%、「話はしていない・今後話をしたいと思う」は43.2%、「話はしていない・今後も話をしたいと思わない」は35.2%となりました。
男女別にみると、親と話をしている人の割合は、女性では27.2%と、男性(16.0%)と比べて11.2ポイント高くなりました。(図7)

(図7)

アンケート結果:自分が成年(成人)になることについて


他方、保護者(500名)に、自身の子どもが成年(成人)になることについて、子どもと話をしているか聞いたところ、「話をしている」は22.8%、「話はしていない・今後話をしたいと思う」は66.4%となりました。多くの保護者が、子どもが成年になることに対する事前の備えを今後したいと考えているようです。また、「話はしていない・今後も話をしたいと思わない」は10.8%となりました。
男女別にみると、子どもと話をしている人の割合は、女性では31.2%と、男性(14.4%)と比べて16.8ポイント高くなりました。(図8)

(図8)

アンケート結果:自身の子どもが成年(成人)になることについて


  • 実際にはいつから親の同意を不要にしてもいいと思う?
    当事者・保護者の両方とも「結婚」「クレジットカードを作る」「賃貸物件を借りる」「ローンを組んで購入契約する」「携帯電話を契約・解約する」「消費者金融を利用する」は「自分で働くようになったら」が最多回答

当事者(500名)に、2022年4月1日以降は18歳になれば法律上は親の同意がなくてもできるようになる行為について、実際には、いつから親の同意を不要にしてもいいと思うか聞いたところ、多くの行為において「自分で働くようになったら」が最も高くなりました。「自分で働くようになったら」が最多回答となった行為は、【結婚】(37.2%)、【クレジットカードを作る】(33.6%)、【賃貸物件を借りる】(36.0%)、【ローンを組んで購入契約する】(55.4%)、【携帯電話を契約・解約する】(32.8%)、【消費者金融を利用する】(50.0%)、【美容整形外科手術を契約する】(34.4%)、【10年用パスポートを取得する】(30.4%)、【代理人なしで民事裁判を起こす】(27.6%)でした。社会に出て経済的に自立するまでは、親の同意を必要としたほうがよいと考える人が多いようです。(図9)

(図9)

アンケート結果:いつから親の同意を不要にしてもいいと思うかについて


他方、保護者(500名)に、2022年4月1日以降は18歳になれば法律上は親の同意がなくてもできるようになる行為について、実際には、いつから親の同意を不要にしてもいいと思うか聞いたところ、当事者の回答と同様、多くの行為において「自分で働くようになったら」が最も高くなりました。「自分で働くようになったら」が最多回答となった行為は、【結婚】(50.8%)、【クレジットカードを作る】(68.8%)、【賃貸物件を借りる】(70.0%)、【ローンを組んで購入契約する】(75.0%)、【携帯電話を契約・解約する】(59.4%)、【消費者金融を利用する】(54.6%)、【美容整形外科手術を契約する】(54.2%)、【10年用パスポートを取得する】(37.6%)、【代理人なしで民事裁判を起こす】(38.4%)でした。
また、【特定の職業の資格を取得する】では「18歳(成年)になったら」(32.6%)が最も高くなり、【性別変更申請をする】では「いくつになっても親の同意を必要にしたほうがいい」(37.2%)が最も高くなりました。性別変更申請などに対しては、保護者はより慎重に手続きをすることを求め、親の同意を必ず必要としたほうがよいと考える人が多いようです。(図10)

(図10)

アンケート結果:いつから親の同意を不要にしてもいいと思うかについて


  • 当事者の60%が「成人式は成年(成人)になる年度より20歳になる年度に開催するのがいい」と回答
  • 保護者の71%が「成人式は成年(成人)になる年度より20歳になる年度に開催するのがいい」と回答

成人式の開催については、どのタイミングが望ましいと考えている人が多いのでしょうか。

当事者(500名)に、自身の成人式の開催について、“成年(成人)になる年度”と“20歳になる年度”では、どちらに開催するのがいいと思うか聞いたところ、「成年(成人)になる年度」が20.4%、「どちらかといえば成年(成人)になる年度」が19.8%で、合計した『成年(成人)になる年度(計)』は40.2%、「20歳になる年度」が28.6%、「どちらかといえば20歳になる年度」が31.2%で、合計した『20歳になる年度(計)』は59.8%となりました。“成人式は20歳になる年度に開催するのが望ましい”と考える人が多数派となりました。
男女別にみると、女性では『20歳になる年度(計)』は66.8%と、男性(52.8%)と比べて14.0ポイント高くなりました。(図11)

(図11)

アンケート結果:成人式の開催について


他方、保護者(500名)に、自身の子どもの成人式の開催について、“成年(成人)になる年度”と“20歳になる年度”では、どちらに開催するのがいいと思うか聞いたところ、『成年(成人)になる年度(計)』は29.0%、『20歳になる年度(計)』は71.0%となりました。
男女別にみると、女性では『20歳になる年度(計)』は77.2%と、男性(64.8%)と比べて12.4ポイント高くなりました。(図12)

(図12)

アンケート結果:成人式の開催について


  • 2022年4月1日に成年(成人)になったとき、記念に行いたいこと
    1位「友人とお祝い」2位「家族とお祝い」3位「記念撮影」4位「同窓会」5位「出身校を訪問」

成年(成人)になったときの記念の行事や行為について質問しました。

当事者(500名)に、2022年4月1日に成年(成人)になったとき、記念に行いたいことを聞いたところ、「友人とお祝い」(36.6%)が最も高くなり、「家族とお祝い」(28.0%)、「記念撮影」(26.4%)、「同窓会」(25.2%)、「出身校を訪問」(14.8%)が続きました。仲の良い友人・旧友や一緒に暮らす家族とお祝いをしたり、成人式の記念写真を撮影したり、学生時代の同級生と再会する機会を設けたり、懐かしい母校を訪ねたりしたい人が多いようです。そのほか、「SNSに投稿」(14.0%)や「これまでの人生の振り返り」(10.8%)、「クレジットカード作成」(10.4%)が挙げられました。
男女別にみると、女性では「友人とお祝い」が42.4%、「家族とお祝い」が34.8%、「記念撮影」が33.2%となり、男性(30.8%、21.2%、19.6%)と比べて10ポイント以上高くなりました。(図13)

(図13)

アンケート結果:成年(成人)になったとき、記念に行いたいことについて


  • 保護者による自身の振り返り 成人になったときの思い出や成人を迎える子どもへのメッセージ
    成人式に関することでは「友人と再会することができ、楽しい時間を過ごした」「晴れ着姿を父がものすごく喜んだ」、
    成人の実感・自覚に関することでは「大人としての自覚と覚悟を考えた」「独り立ちできるかどうか不安だった」、
    子どもへのアドバイスでは「自分のことを過信しないように」「時間は大切に」「お金はしっかり貯めておくこと」など

保護者(500名)に、自身が成人になったときの思い出(成人の実感や自覚、子どもに手本にしてほしいこと・アドバイスなども含む)を聞いたところ、【成人式に関すること】では「幼い頃からの友人と再会することができ、楽しい時間を過ごした」や「着物を着て友人と遊びに行ったこと」、「同級生同士が集まって、お互いの成長を確認できるよい機会だった」など親しい友人との再会に関する回答が挙げられました。また、「晴れ着姿で父と写真を撮った際、父がものすごく喜んでくれた」や「着物を着て写真を撮ったこと」など晴れ着に関する回答が多くみられました。他方、「着物など必要なものを一式買ってもらっていたのに、大学の試験の直前だったため式には出席しなかった」や「仕事で成人式に参加できなかったことが後悔」など成人式に参加できなかったことを残念に感じている回答がありました。
【成人の実感・自覚に関すること】では「自分の行動について責任を感じるようになった」や「大人としての自覚と覚悟を考えるようになった」、「自分でいろいろと考えて行動していかなければならないという責任の重さを感じた」など大人としての責任感や自覚、決意を表す回答がみられました。また、「これから独り立ちできるかどうか不安だった」や「漠然と大人になってうれしいという気持ちと、不安な気持ちが入り交じっていた」など率直な実感や不安な心境を吐露する回答がありました。
【子どもにお手本にしてほしいこと・アドバイス】では「しっかりと自分の考えを持ち、行動に対し責任を持ったほうがよい」や「成人になるということがどういうものかを考えておいたほうがよい」、「まだまだ知らないことはたくさんあるため、自分のことを過信しないほうがよい」など成人になったときの心構えに関する回答、「お金はしっかり貯めておくこと」や「時間は大切にするべき」などお金・時間の大切さを伝える回答がみられました。そのほか、「恋愛は自由に、結婚は慎重に」や「旅をしていろいろな経験をしてほしい」、「やりたいことがあれば積極的にチャレンジしてほしい」といったアドバイスが挙げられました。(図14)

(図14)

アンケート結果:成人になったときの思い出について


  • 理想の大人ランキング 当事者が思う“こういう大人になりたい”イメージとは?
    芸能人のTOP2「明石家さんまさん」「石原さとみさん」、アニメキャラのTOP2「モンキー・D・ルフィ」「ドラえもん」

最後に、理想の大人のイメージと、成人式でスピーチをお願いしたい著名人について質問しました。

当事者(500名)に、“こういう大人になりたい”と思う芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「石原さとみさん」、3位「櫻井翔さん」、4位「カズレーザーさん」「橋本環奈さん」「松本人志さん」「菅田将暉さん」「浜辺美波さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の明石家さんまさんについては「人を笑顔にしているから」(女性)や「人望があるから」(男性)、「心がとても広いから」(男性)といった回答が挙がりました。明石家さんまさんの周囲の雰囲気を明るくするコミュニケーション力や周囲の人から慕われる人間力に憧れの気持ちを持つ人が多いようです。2位の石原さとみさんについては「外見も内面も綺麗で素敵な人だから」(女性)や「笑顔が素敵だから」(女性)、3位の櫻井翔さんについては「夢に向かって努力をしているから」(女性)や「自ら道を切り開いているから」(女性)といった回答がみられました。(図15)

(図15)

アンケート結果:“こういう大人になりたい”と思う芸能人について


また、“こういう大人になりたい”と思うアニメキャラを聞いたところ、1位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、2位「ドラえもん(ドラえもん)」、3位「野原ひろし(クレヨンしんちゃん)」、4位「五条悟(呪術廻戦)」、5位「はたけカカシ(NARUTO -ナルト-)」「坂田銀時(銀魂)」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位のモンキー・D・ルフィについては「仲間思いだから」(男性)や「生き方がかっこいいから」(女性)、2位のドラえもんについては「誰かの力になれるから」(女性)、3位の野原ひろしについては「幸せな家庭を築いているから」(女性)といった回答が挙げられました。(図16)

(図16)

アンケート結果:“こういう大人になりたい”と思うアニメキャラについて


  • 保護者が思う“子どもにこういう大人になってほしい”イメージとは?
    芸能人のTOP2「芦田愛菜さん」「綾瀬はるかさん」、アニメキャラのTOP2「竈門炭治郎」「フグ田サザエ」

保護者(500名)に、自身の子どもに“こういう大人になってほしい”と思う芸能人を聞いたところ、1位「芦田愛菜さん」、2位「綾瀬はるかさん」、3位「所ジョージさん」「新垣結衣さん」、5位「タモリさん」「櫻井翔さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の芦田愛菜さんについては「自分の考えをしっかり持っているから」(女性)や「聡明だから」(女性)、「芸能界の仕事と学業を両立しているから」(女性)といった回答が挙がりました。2位の綾瀬はるかさんについては「自立していてかっこいいから」(男性)や「元気で誰からも愛されているから」(女性)、3位の所ジョージさんについては「人生を楽しんでいるから」(女性)、新垣結衣さんについては「優しそうでしっかりしているから」(男性)といった回答がみられました。(図17)

(図17)

アンケート結果:自身の子どもに“こういう大人になってほしい”と思う芸能人について


また、“こういう大人になってほしい”と思うアニメキャラを聞いたところ、1位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、2位「フグ田サザエ(サザエさん)」、3位「煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)」、4位「孫悟空(ドラゴンボール)」、5位「ケンシロウ(北斗の拳)」「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の竈門炭治郎については「優しくて人の気持ちがよくわかるから」(女性)や「家族思いだから」(男性)、2位のフグ田サザエについては「明るくて前向きだから」(女性)、3位の煉獄杏寿郎については「責任感が強く、弱い人を守る人になってほしいから」(女性)といった回答が挙げられました。(図18)

(図18)

アンケート結果:自身の子どもに“こういう大人になってほしい”と思うアニメキャラについて


  • 成人式で“自分たちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人 1位「明石家さんまさん」
  • 子どもの成人式で“子どもたちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人 1位「大谷翔平さん」

当事者(500名)に、成人式で“自分たちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「やまとさん(コムドット)」「西村博之さん」、4位「松岡修造さん」、5位「與真司郎さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の明石家さんまさんについては「社会を生き抜く力について笑いを交えながら話してくれそうだから」(女性)や「笑いをとりつつ人生の教訓を教えてくれそうだから」(女性)、2位のやまとさんについては「生き方が好きだから」(男性)、西村博之さんについては「人生で必要なことを教えてくれそうだから」(男性)といった回答がみられました。(図19)

(図19)

アンケート結果:成人式で“自分たちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人について


他方、保護者(500名)に、自身の子どもの成人式で“子どもたちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人を聞いたところ、1位「大谷翔平さん」、2位「イチローさん」、3位「明石家さんまさん」、4位「松岡修造さん」、5位「タモリさん」「橋下徹さん」「所ジョージさん」「西村博之さん」「池江璃花子さん」「池上彰さん」「武田鉄矢さん」となりました。
選んだ理由を聞いたところ、1位の大谷翔平さんについては「なりたい自分になるためにいろいろな努力をしている人だから」(女性)や「努力することの大切さを話してほしいから」(女性)、2位のイチローさんについては「自分に厳しくすることの大切さを教えてくれそうだから」(男性)、3位の明石家さんまさんについては「面白く、ためになる話をしてくれそうだから」(女性)といった回答が挙げられました。(図20)

(図20)

アンケート結果:自身の子どもの成人式で“子どもたちに向けたスピーチをしてほしい”と思う著名人について



注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

調査概要

調査タイトル
成年年齢の引き下げに関する意識調査2021

調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする2022年4月1日時点で
・18歳または19歳の人(「当事者」)
・18歳または19歳になる子どもがいる40歳~59歳の親(「保護者」)

調査期間
2021年10月15日~10月18日

調査方法
インターネット調査

調査地域
全国

有効回答数
1,000サンプル(有効回答から性別・区分が均等になるように抽出)

(内訳)

当事者 保護者
男性 250s 250s 500s
女性 250s 250s 500s

調査協力会社
ネットエイジア株式会社

報道関係の皆さまへ

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申し上げます。

会社概要

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和54)年8月
所在地 :東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業

※調査結果のPDF版はこちらからダウンロードしてください。


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