ナビゲーションをスキップする

ニュースリリース(2022年度)

47都道府県別 生活意識調査2022

2022年12月15日

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2022年10月21日~10月26日の6日間、全国の20歳~59歳の男女に対し、今年で8回目となる「47都道府県別 生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、4,700名(各都道府県100名)の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


調査結果 概要

アナリストのコメント
(ソニーフィナンシャルグループ株式会社 金融市場調査部 シニアアナリスト 石川 久美子)

シニアアナリスト 石川 久美子

今回の調査は47都道府県の様々な自慢や「県民あるある」の博覧会のような結果となりました。生まれ育った故郷や、その他縁のある土地の「あるある」は、読む人にとっても納得感のあるものだったのではないでしょうか。個人的には生まれ故郷・長崎の「お盆にお墓で花火をする(図24)」「皿うどんにソースをかける(図25)」にはニヤリとしてしまいました。また、各都道府県を代表すると思う歴史上の人物についての質問では、特に北陸・甲信越、東海、近畿地方において、室町時代末期から安土・桃山時代、江戸時代初期の人物が多く挙がった一方、北海道・東北および中国・四国、九州では江戸末期から近現代の人物を挙げる声が多かった点が興味深いところです(図14)。それぞれの土地がいつ、日本の歴史の立役者となったのかがうかがえる結果と言えます。
一方、本調査では家計態度の厳しさも浮き彫りとなりました。2022年はインフレの高進が世界的にみられ、日本のインフレでも10月消費者物価指数が前年比+3.7%と2014年以来の水準まで伸び、これが家計を圧迫しています。本調査における、家計の状況を問う設問に対し、各都道府県で昨年に比べて「良くなった」と「悪くなった」の回答割合をそれぞれ比較した際、全ての都道府県で「悪くなった」のほうが高い、という結果になりました(図53)。「値上げラッシュによる家計への打撃が小さい」と回答した第1位は北海道(22.0%)ですが(図55)、「打撃が大きい」の回答割合は58.0%に上っており、決して影響が小さいわけではありません。節約志向についても、昨年より「高まった」との回答割合は全ての都道府県で5割を超えました。ただし、昨年と比べて「買いたいものを我慢する頻度が増えた」との回答割合が5割以上となったのは上位4位までの6県のみ(図60)。また、昨年に比べて「ネットショッピングをする頻度が増えた」との回答は1位の和歌山県でさえ43.0%と半数を下回っています(図65)。2021年までのコロナ禍からの反動で、我慢をせずに「外に出て」消費を行う機会が増えている可能性があります。こうした消費の力が、日本経済を押し上げる原動力となれば良いですね。

アンケート調査結果

  • 暮らしやすさ自慢 No.1は「福岡県」
  • 食べ物の美味しさ自慢 1位「福岡県」
  • お酒の美味しさ自慢 「新潟県」が7回連続1位

全国の20歳~59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に、現在住んでいる都道府県で自慢できることを聞き、自慢できると回答した割合から、都道府県ランキングを作成しました。


【暮らしやすさ自慢】のランキングをみると、1位「福岡県」(64.0%)、2位「静岡県」(51.0%)、3位「香川県」(49.0%)となりました。福岡県は2019年の調査以来、3年ぶりに1位に返り咲きました。(図1)

グルメについてのランキングをみると、【食べ物の美味しさ自慢】では、1位「福岡県」(71.0%)、2位「新潟県」(66.0%)、3位「北海道」(65.0%)となりました。(図2)

【お酒の美味しさ自慢】では、1位「新潟県」(52.0%)、2位「高知県」(42.0%)、3位「秋田県」(35.0%)となり、1位から3位までは前回調査と同じ順位でした。また、新潟県は7回連続の1位となりました。(図3)

(図1)(図2)(図3)

アンケート結果:現在住んでいる都道府県で自慢できることについて



  • 自県の自慢のご当地グルメ 岩手県「冷麺」、山形県「芋煮」、栃木県「餃子」、群馬県「焼きまんじゅう」、
    東京都「もんじゃ焼き」、新潟県「イタリアン」、福井県「ソースカツ丼」、山梨県「ほうとう」、
    愛知県「味噌カツ」、三重県「トンテキ」、兵庫県「明石焼き」、奈良県「柿の葉寿司」、
    島根県「出雲そば」、山口県「瓦そば」、徳島県「徳島ラーメン」、宮崎県「チキン南蛮」、沖縄県「沖縄そば」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自県の自慢のご当地グルメを聞いたところ、北海道では「ジンギスカン」、岩手県では「冷麺」、秋田県では「きりたんぽ」、山形県では「芋煮」、栃木県では「餃子」、群馬県では「焼きまんじゅう」、千葉県では「落花生」、東京都では「もんじゃ焼き」、新潟県では「イタリアン(※)」、福井県では「ソースカツ丼」、山梨県では「ほうとう」、愛知県では「味噌カツ」、三重県では「トンテキ」、滋賀県では「近江牛」、兵庫県では「明石焼き」、奈良県では「柿の葉寿司」、和歌山県では「和歌山ラーメン」、島根県では「出雲そば」、山口県では「瓦そば」、徳島県では「徳島ラーメン」、宮崎県では「チキン南蛮」、沖縄県では「沖縄そば」といった回答が挙げられました。(図4)
(※)イタリア料理ではなく、新潟県独自の料理

(図4)

アンケート結果:自県の自慢のご当地グルメについて



  • “教育水準の高さ自慢”“子育てのしやすさ自慢” 「福井県」が二冠
  • 有名な出身者の多さ自慢 「福岡県」が2年連続1位
  • スポーツの盛んさ自慢 1位「広島県」

教育や子育てについてみると、【教育水準の高さ自慢】では、1位「福井県」(34.0%)、2位「東京都」(21.0%)、3位「秋田県」(17.0%)、【子育てのしやすさ自慢】では、1位「福井県」(28.0%)、2位「富山県」「香川県」(同率27.0%)となり、教育・子育て関連の項目で福井県が二冠となりました。(図5)(図6)

(図5)(図6)

アンケート結果:自県の自慢について


【有名な出身者の多さ自慢】では、1位「福岡県」(28.0%)、2位「沖縄県」(25.0%)、3位「兵庫県」(16.0%)となり、福岡県が2年連続の1位となりました。(図7)

【スポーツの盛んさ自慢】では、1位「広島県」(26.0%)、2位「宮城県」(15.0%)、3位「熊本県」(12.0%)となり、広島県が2年連続の1位でした。(図8)

(図7)(図8)

アンケート結果:自県の自慢について



  • 自慢の自県出身の芸能人 青森県「王林さん」、宮城県「サンドウィッチマン」、群馬県「中山秀征さん」、
    千葉県「マツコ・デラックスさん」、石川県「浜辺美波さん」、岐阜県「伊藤英明さん」、静岡県「広瀬すずさん」、
    愛知県「平野紫耀さん」、滋賀県「西川貴教さん」、岡山県「千鳥」、広島県「綾瀬はるかさん」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自慢の自県出身の芸能人を聞いたところ、北海道では「大泉洋さん」、青森県では「王林さん」、宮城県では「サンドウィッチマン」、群馬県では「中山秀征さん」、千葉県では「マツコ・デラックスさん」、神奈川県では「出川哲朗さん」、石川県では「浜辺美波さん」、岐阜県では「伊藤英明さん」、静岡県では「広瀬すずさん」、愛知県では「平野紫耀さん」、滋賀県では「西川貴教さん」、兵庫県では「北川景子さん」、岡山県では「千鳥」、広島県では「綾瀬はるかさん」、長崎県では「福山雅治さん」、熊本県では「内村光良さん」、大分県では「指原莉乃さん」といった芸能人が挙げられました。(図9)

(図9)

アンケート結果:自慢の自県出身の芸能人について



  • 自慢の自県出身のスポーツ選手 青森県「柴崎岳さん」、岩手県「大谷翔平さん」、宮城県「羽生結弦さん」、
    新潟県「平野歩夢さん」、富山県「八村塁さん」、静岡県「三浦知良さん」、島根県「錦織圭さん」、
    山口県「石川佳純さん」、香川県「渡邊雄太さん」、愛媛県「長友佑都さん」、熊本県「村上宗隆さん」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自慢の自県出身のスポーツ選手を聞いたところ、北海道では「髙木美帆さん」、青森県では「柴崎岳さん」、岩手県では「大谷翔平さん」、宮城県では「羽生結弦さん」、新潟県では「平野歩夢さん」、富山県では「八村塁さん」、福井県では「山口茜さん」、静岡県では「三浦知良さん」、兵庫県では「田中将大さん」、島根県では「錦織圭さん」、山口県では「石川佳純さん」、香川県では「渡邊雄太さん」、愛媛県では「長友佑都さん」、長崎県では「吉田麻也さん」、熊本県では「村上宗隆さん」、沖縄県では「山川穂高さん」といった選手が挙げられました。(図10)

(図10)

アンケート結果:自慢の自県出身のスポーツ選手について



  • 歴史的・文化的な名所の多さ自慢 1位「京都府」
  • 方言のカワイさ自慢 1位「福岡県」
  • 美男美女の多さ自慢 1位「福岡県」

【歴史的・文化的な名所の多さ自慢】では、1位「京都府」(64.0%)、2位「奈良県」(40.0%)、3位「石川県」(38.0%)となりました。寺社仏閣など歴史や文化を感じられるスポットの多さを、誇らしく思っている京都府民が多いようです。(図11)

【方言のカワイさ自慢】では、1位「福岡県」(36.0%)、2位「宮崎県」(21.0%)、3位「富山県」「長崎県」(同率19.0%)、【美男美女の多さ自慢】では、1位「福岡県」(33.0%)、2位「沖縄県」(20.0%)、3位「秋田県」(16.0%)となりました。(図12)(図13)

(図11)(図12)(図13)

アンケート結果:自県の自慢について



  • 自県を代表すると思う歴史上の人物 岩手県「宮沢賢治」、宮城県「伊達政宗」、福島県「野口英世」、
    茨城県「徳川光圀」、埼玉県「渋沢栄一」、神奈川県「源頼朝」、石川県「前田利家」、山梨県「武田信玄」、
    大阪府「豊臣秀吉」、広島県「毛利元就」、山口県「吉田松陰」、熊本県「加藤清正」、鹿児島県「西郷隆盛」
    「徳川家康」は栃木県、東京都、静岡県で1位、「織田信長」は岐阜県、愛知県、滋賀県で1位に

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自県を代表すると思う歴史上の人物を聞いたところ、青森県では「太宰治」、岩手県では「宮沢賢治」、宮城県では「伊達政宗」、福島県では「野口英世」、茨城県では「徳川光圀」、埼玉県では「渋沢栄一」、神奈川県では「源頼朝」、石川県では「前田利家」、福井県では「橋本左内」、山梨県では「武田信玄」、京都府では「足利義満」、大阪府では「豊臣秀吉」、奈良県では「聖徳太子」、広島県では「毛利元就」、山口県では「吉田松陰」、福岡県では「黒田官兵衛」、佐賀県では「大隈重信」、熊本県では「加藤清正」、鹿児島県では「西郷隆盛」といった人物が挙げられました。

また、複数の都道府県で多く挙げられた回答をみると、「徳川家康」は栃木県、東京都、静岡県で回答割合が1位となりました。栃木県には家康を祀る日光東照宮があり、東京都は家康が江戸幕府を開いた場所、静岡県は家康が幼年期や晩年を過ごした場所と、それぞれの地域にゆかりがあります。「織田信長」は岐阜県、愛知県、滋賀県、「上杉謙信」は山形県と新潟県、「坂本龍馬」は高知県と長崎県で、それぞれ回答割合が1位となりました。(図14)

(図14)

アンケート結果:自県を代表すると思う歴史上の人物について



  • 自県の好きなご当地言葉 宮城県「だっちゃ」、山形県「もっけだの」、福島県「さすけねぇ」、茨城県「だっぺ」、
    東京都「てやんでえ」、神奈川県「じゃん」、新潟県「なじらね」、富山県「きときと」、福井県「おちょきん」、
    岐阜県「けった」、滋賀県「きゃんす」、和歌山県「いこら」、岡山県「ぼっけぇ」、香川県「なんがでっきょん」、
    福岡県「とっとーと」、佐賀県「がばい」、宮崎県「てげ」、鹿児島県「おやっとさあ」、沖縄県「なんくるないさ」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自県の自慢のご当地言葉を聞いたところ、北海道では「なまら」、青森県では「めごい」、宮城県では「だっちゃ」、山形県では「もっけだの」、福島県では「さすけねぇ」、茨城県では「だっぺ」、栃木県では「だいじ」、千葉県では「だべ」、東京都では「てやんでえ」、神奈川県では「じゃん」、新潟県では「なじらね」、富山県では「きときと」、福井県では「おちょきん」、岐阜県では「けった」、滋賀県では「きゃんす」、京都府では「おおきに」、大阪府では「なんでやねん」、奈良県では「げんろく」、和歌山県では「いこら」、岡山県では「ぼっけぇ」、香川県では「なんがでっきょん」、福岡県では「とっとーと」、佐賀県では「がばい」、宮崎県では「てげ」、鹿児島県では「おやっとさあ」、沖縄県では「なんくるないさ」といった言葉が挙げられました。(図15)

(図15)

アンケート結果:自県の自慢のご当地言葉について



  • ライバル視される都道府県 1位は「東京都」
  • 「埼玉県」vs「千葉県」、「山梨県」vs「静岡県」、「鳥取県」vs「島根県」は隣県同士お互いにライバル視

全回答者(4,700名)に、【自県のライバルだと思う都道府県】を聞いたところ、「東京都」(4.0%)が最も高くなり、「大阪府」(3.6%)、「福岡県」(3.0%)が続きました。(図16)

東京都をライバル視している都道府県をみると、ライバル視率が最も高くなったのは「神奈川県」「大阪府」(同率40.0%)で、「京都府」(13.0%)、「埼玉県」「千葉県」(同率8.0%)が続きました。ライバル視している理由をみると、「都会だから」(神奈川県・30代女性)、「人口が多いから」(大阪府・20代女性)、「昔の都と今の都だから」(京都市・50代女性)、「(千葉県内には)千葉にあるのに“東京”と名前のつくものが多いから」(千葉県・20代女性)といった回答がみられました。(図17)

(図16)(図17)

アンケート結果:自県のライバルだと思う都道府県について


隣県同士でライバル視しているケースをみると、【埼玉県と千葉県】では、埼玉県民の46.0%が「千葉県」をライバルと回答し、千葉県民の50.0%が「埼玉県」をライバルと回答しました。ライバル視している理由をみると、「関東の三番手争いで何かと比較されるから」(埼玉県・50代女性)、「東京への利便性が同じくらいだから」(千葉県・40代女性)といった回答がみられました。(図18)

【富山県と石川県】では、富山県民の67.0%が「石川県」をライバルと回答し、石川県民の42.0%が「富山県」をライバルと回答しました。ライバル視している理由をみると、「海鮮がどちらも美味しいから」(富山県・20代女性)、「魅力が似ているから」(石川県・30代男性)といった回答がみられました。(図19)

【山梨県と静岡県】では、山梨県民の41.0%が「静岡県」をライバルと回答し、静岡県民の43.0%が「山梨県」をライバルと回答しました。ライバル視している理由をみると、「富士山が両側から見られるから」(山梨県・50代女性)、「富士山を取り合っているから」(静岡県・40代男性)など、“富士山”に関する理由を挙げた人が大半でした。(図20)

(図18)(図19)(図20)

アンケート結果:自県のライバルだと思う都道府県について


【鳥取県と島根県】では、鳥取県民の89.0%が「島根県」をライバルと回答し、島根県民の78.0%が「鳥取県」をライバルと回答しました。ライバル視している理由をみると、「同じ山陰でよく比較されるから」(鳥取県・30代男性)、「よく間違えられるから」(島根県・50代女性)といった回答がみられました。(図21)

【岡山県と広島県】では、岡山県民の50.0%が「広島県」をライバルと回答し、広島県民の38.0%が「岡山県」をライバルと回答しました。ライバル視している理由をみると、「同じ中国地方の大都市だから」(岡山県・30代男性)、「隣の県で規模が同じぐらいだから」(広島県・20代男性)といった回答がありました。(図22)

また、【北海道と沖縄県】では、北海道民の33.0%が「沖縄県」をライバルと回答し、沖縄県民の44.0%が「北海道」をライバルと回答しました。ライバル視している理由をみると、「旅行者が多いから」(北海道・50代男性)、「共に自然が豊かで観光地としても魅力があるから」(沖縄県・20代男性)といった回答があり、自然の豊かさや観光客の多さなどに関して、お互いに対抗意識を持っているようです。(図23)

(図21)(図22)(図23)

アンケート結果:自県のライバルだと思う都道府県について



  • “県民あるある” 宮城県「穴あき靴下を『おはよう靴下』と呼ぶ」、富山県「返事は『なーん』で成立する」、
    滋賀県「『琵琶湖の水止めたろか』と言う」、大阪府「『知らんけど』と語尾につける」、
    新潟県「枝豆を大量に食べる」、岐阜県「バーベキューが好き」、徳島県「何にでもすだちをかける」、
    北海道「雪でも傘をささない」、島根県「10時と3時にお茶を飲む」、長崎県「お盆にお墓で花火をする」

全回答者(4,700名)に、自県の“県民あるある”だと思うことを聞きました。

言葉に関するあるあるをみると、宮城県では「穴あき靴下を『おはよう靴下』と呼ぶ」、福島県では「『あれ』という言葉をよく使う」、栃木県では「後ろのことを『裏』と言う」、富山県では「返事は『なーん』で成立する」、三重県では「明明後日を『ささって』と言う」、滋賀県では「『琵琶湖の水止めたろか』と言う」(大阪府民や京都府民とケンカしたときの決めゼリフ)、大阪府では「『知らんけど』と語尾につける」、食べ物に関するあるあるをみると、新潟県では「枝豆を大量に食べる」、岐阜県では「バーベキューが好き」、愛知県では「何にでも味噌をかける」、大阪府では「たこ焼き器が一家に一台ある」、徳島県では「何にでもすだちをかける」、習慣に関するあるあるをみると、北海道では「雪でも傘をささない」、群馬県では「授業の挨拶は『起立、注目、礼』」、島根県では「10時と3時にお茶を飲む」、福岡県では「体育で立ち座りの際『ヤー』と言う」、長崎県では「お盆にお墓で花火をする」といった回答がみられました。(図24)

(図24)

アンケート結果:自県の“県民あるある”だと思うことについて



  • 他の都道府県の県民からよく驚かれること 石川県「正月の鏡餅が紅白」、長野県「虫を食べる文化がある」、
    静岡県「おでんが黒い」、大阪府「お好み焼きをおかずにしてご飯を食べる」、
    秋田県「修学旅行の安否確認のCMがある」、熊本県「ドアに『あとぜき』という張り紙が貼られている」、
    群馬県「からっ風がすさまじい」、徳島県「電車が走っていない」、大分県「温泉を引いている家がある」

全回答者(4,700名)に、他の都道府県の県民からよく驚かれることを聞きました。

食べ物に関する回答をみると、福島県では「冷やし中華にマヨネーズをかける」、栃木県では「焼きそばにジャガイモが入っている」、石川県では「正月の鏡餅が紅白」、長野県では「虫を食べる文化がある」、静岡県では「おでんが黒い」、大阪府では「お好み焼きをおかずにしてご飯を食べる」、香川県では「豆腐は中まで熱々にする」といった回答があり、独特の食習慣や食材に対し、他県民からびっくりされることがあるようです。

習慣に関する回答をみると、秋田県では「修学旅行の安否確認のCMがある」、愛媛県では「少年式(14歳になった少年少女を祝う式典)がある」、熊本県では「ドアに『あとぜき』という張り紙が貼られている」(「開けた扉を閉めましょう」という意味)、沖縄県では「海に水着ではなくTシャツで入る」、環境や施設についてみると、群馬県では「からっ風がすさまじい」、徳島県では「電車が走っていない」、大分県では「温泉を引いている家がある」といった回答がみられました。(図25)

(図25)

アンケート結果:他の都道府県の県民からよく驚かれることについて



  • 仲良し家族が多い 1位「熊本県」、友達親子が多い 1位「愛媛県」「福岡県」
  • “家事メンが多い”“イクメンが多い” 「広島県」が二冠

全回答者(4,700名)に、家族の関係や状況について聞き、家族の関係や状況としてあてはまると回答した割合から、都道府県ランキングを作成しました。

【家族の仲がいい】では、1位「熊本県」(78.0%)、2位「和歌山県」(77.0%)、3位「宮崎県」(76.0%)となりました。熊本県には、仲良し家族が多いようです。(図26)

【友達親子である】では、1位「愛媛県」「福岡県」(同率47.0%)、3位「熊本県」(44.0%)となりました。(図27)

(図26)(図27)

アンケート結果:家族の関係や状況について


男性の家事・育児参加についてみると、【夫もよく家事に参加している】では、1位「広島県」(54.0%)、2位「山梨県」(51.0%)、3位「静岡県」(50.0%)、【夫もよく子育てに参加している(いた)】では、1位「広島県」(52.0%)、2位「鹿児島県」(48.0%)、3位「福井県」「愛媛県」「沖縄県」(同率47.0%)となりました。広島県には“家事メン”や“イクメン”が多いことがわかりました。(図28)(図29)

(図28)(図29)

アンケート結果:家族の関係や状況について



  • 家族を大切にしたい 1位「熊本県」
  • 親の介護には積極的に携わりたい 1位「大分県」

【家族を大切にしたい】では、1位「熊本県」(89.0%)、2位「宮崎県」(88.0%)、3位「愛知県」(87.0%)となりました。1位の熊本県は【家族の仲がいい】でも1位で、熊本県民の家族の絆の強さがうかがえる結果となりました。(図30)

【親の介護には積極的に携わりたい】では、1位「大分県」(63.0%)、2位「静岡県」「福岡県」「熊本県」「鹿児島県」(同率62.0%)となりました。(図31)

(図30)(図31)

アンケート結果:家族の関係や状況について



  • “倹約家”1位は「岐阜県」、“浪費家”1位は「秋田県」
  • “マネー知識が豊富”1位は「愛媛県」、“家計管理が得意”1位は「東京都」

各都道府県民のマネータイプを探るため、全回答者(4,700名)に、マネー関連の意識や状況について聞き、マネー関連の意識や状況としてあてはまると回答した割合から、都道府県ランキングを作成しました。


【自分は倹約家だと思う】では、1位「岐阜県」(61.0%)、2位「奈良県」「宮崎県」(同率60.0%)、【自分は浪費家だと思う】では、1位「秋田県」(46.0%)、2位「岩手県」「福島県」「愛知県」(同率45.0%)となりました。(図32)(図33)

(図32)(図33)

アンケート結果:各都道府県民のマネータイプについて


【自分はマネー関連の知識が豊富だ】では、1位「愛媛県」(21.0%)、2位「栃木県」「東京都」「福岡県」(同率19.0%)、【自分は家計管理が得意だ】では、1位「東京都」(34.0%)、2位「神奈川県」(32.0%)、3位「千葉県」「愛媛県」(同率31.0%)となりました。(図34)(図35)

(図34)(図35)

アンケート結果:各都道府県民のマネータイプについて



  • “ライフプラン作りが得意”1位は「秋田県」「埼玉県」「愛媛県」、“貯蓄上手”1位は「埼玉県」「神奈川県」
  • 平均貯蓄額 1位「東京都」761.9万円、2位「岡山県」540.9万円、3位「奈良県」505.6万円
  • 1ヶ月のおこづかいの平均額 1位「東京都」31,200円、2位「千葉県」31,050円、3位「福岡県」27,150円

【自分はライフプランを作るのが得意だ】では、1位「秋田県」「埼玉県」「愛媛県」(同率21.0%)となりました。愛媛県は【自分はマネー関連の知識が豊富だ】でも1位となっており、お金に関するリテラシーの高さを自負している人が多いようです。(図36)

【自分は貯蓄上手だと思う】では、1位「埼玉県」「神奈川県」(同率33.0%)、3位「滋賀県」(31.0%)となりました。(図37)

(図36)(図37)

アンケート結果:各都道府県民のマネータイプについて


貯蓄額とおこづかい額についてみると、現在の貯蓄額の平均は、1位「東京都」(761.9万円)、2位「岡山県」(540.9万円)、3位「奈良県」(505.6万円)となりました。(図38)

また、1ヶ月のおこづかい額の平均は、1位「東京都」(31,200円)、2位「千葉県」(31,050円)、3位「福岡県」(27,150円)となりました。(図39)

(図38)(図39)

アンケート結果:各都道府県民のマネータイプについて



  • 食事にお金をかけたい 1位「福井県」「広島県」
  • 健康にお金をかけたい 1位「東京都」
  • 自動車にお金をかけたい 1位「三重県」
  • 住宅にお金をかけたい 1位「香川県」

各都道府県民の生活費に関する意識を探るため、全回答者(4,700名)に、“できるだけお金をかけたい”と思うものを聞き、お金をかけたいと回答した割合から、都道府県ランキングを作成しました。


【食事にお金をかけたい】では、1位「福井県」「広島県」(同率43.0%)、3位「熊本県」「宮崎県」「沖縄県」(同率41.0%)となりました。(図40)

【健康にお金をかけたい】では、1位「東京都」(36.0%)、2位「千葉県」(34.0%)、3位「福井県」「岐阜県」「沖縄県」(同率33.0%)となりました。(図41)

(図40)(図41)

アンケート結果:各都道府県民の生活費に関する意識について


【自動車にお金をかけたい】では、1位「三重県」(19.0%)、2位「栃木県」「長野県」(同率18.0%)、【住宅にお金をかけたい】では、1位「香川県」(22.0%)、2位「京都府」(19.0%)、3位「富山県」「岐阜県」「福岡県」(同率18.0%)となりました。(図42)(図43)

(図42)(図43)

アンケート結果:各都道府県民の生活費に関する意識について



  • 旅行にお金をかけたい 1位「愛知県」
  • ゲーム・ホビーにお金をかけたい 「和歌山県」が2年連続1位
  • 教育にお金をかけたい 「沖縄県」が2年連続1位
  • 家族との時間にお金をかけたい 1位「福井県」「鹿児島県」

【旅行にお金をかけたい】では、1位「愛知県」(48.0%)、2位「福井県」(47.0%)、3位「北海道」(46.0%)となりました。(図44)

【ゲーム・ホビーにお金をかけたい】では、1位「和歌山県」(18.0%)、2位「京都府」「奈良県」(同率16.0%)となりました。和歌山県は2年連続の1位でした。(図45)

(図44)(図45)

アンケート結果:各都道府県民の生活費に関する意識について


【教育にお金をかけたい】では、1位「沖縄県」(25.0%)、2位「香川県」(24.0%)、3位「鹿児島県」(23.0%)となり、沖縄県が2年連続の1位でした。(図46)

【家族との時間にお金をかけたい】では、1位「福井県」「鹿児島県」(同率45.0%)、3位「宮崎県」(44.0%)となりました。(図47)

(図46)(図47)

アンケート結果:各都道府県民の生活費に関する意識について



  • 食事への出費を抑えたい 1位「鹿児島県」
  • 衣類・ファッションへの出費を抑えたい 1位「福岡県」
  • 通信・ケータイへの出費を抑えたい 1位「島根県」
  • 自動車への出費を抑えたい 1位「福井県」

全回答者(4,700名)に、“できるだけ出費を抑えたい”と思うものを聞き、出費を抑えたいと回答した割合から、都道府県ランキングを作成しました。

【食事への出費を抑えたい】では、1位「鹿児島県」(21.0%)、2位「宮城県」「茨城県」「神奈川県」「鳥取県」(同率17.0%)となり、【衣類・ファッションへの出費を抑えたい】では、1位「福岡県」(29.0%)、2位「群馬県」「山口県」(同率27.0%)となりました。(図48)(図49)

(図48)(図49)

アンケート結果:“できるだけ出費を抑えたい”と思うものについて


【通信・ケータイへの出費を抑えたい】では、1位「島根県」(46.0%)、2位「鹿児島県」(44.0%)、3位「福井県」「山口県」(42.0%)となりました。(図50)

【自動車への出費を抑えたい】では、1位「福井県」(23.0%)、2位「長崎県」(21.0%)、3位「京都府」「島根県」「熊本県」(20.0%)となりました。福井県民には、自動車の購入費用やガソリン代といった、自動車関連の費用を節約したいと思う人が多いようです。(図51)

(図50)(図51)

アンケート結果:“できるだけ出費を抑えたい”と思うものについて



  • 今年の家計の状況 “良好”1位は「鹿児島県」、“不良”1位は「秋田県」「群馬県」
  • 昨年と比べた家計の状況 “良くなった”1位は「千葉県」、“悪くなった”1位は「兵庫県」

2022年は、多くの商品やサービスが値上げされる“値上げラッシュ”が起きた一年でした。

全回答者(4,700名)に、今年の家計の状況を聞いた結果から、都道府県ランキングを作成しました。

【今年の家計の状況は良好】では、1位「鹿児島県」(33.0%)、2位「千葉県」(32.0%)、3位「滋賀県」「大阪府」「兵庫県」「熊本県」(同率31.0%)となり、【今年の家計の状況は不良】では、1位「秋田県」「群馬県」(同率48.0%)、3位「福島県」(47.0%)となりました。(図52)

(図52)

アンケート結果:今年の家計の状況について


【家計の状況は昨年と比べて良くなった】では、1位「千葉県」(25.0%)、2位「栃木県」「大分県」(同率24.0%)となり、【家計の状況は昨年と比べて悪くなった】では、1位「兵庫県」(49.0%)、2位「秋田県」「佐賀県」(同率48.0%)となりました。(図53)

(図53)

アンケート結果:今年の家計の状況について



  • 値上げラッシュによる家計への打撃が大きい 1位「島根県」
  • 値上げラッシュによる家計への打撃が小さい 1位「北海道」
  • 節約志向が昨年と比べて高まった 1位「福岡県」
  • 節約志向が昨年と比べて低まった 1位「岩手県」「沖縄県」

【値上げラッシュによる家計への打撃が大きい】では、1位「島根県」(73.0%)、2位「富山県」(72.0%)、3位「群馬県」「山口県」「大分県」(同率71.0%)となりました。(図54)

【値上げラッシュによる家計への打撃が小さい】では、1位「北海道」(22.0%)、2位「岩手県」「秋田県」「兵庫県」(同率20.0%)となりました。(図55)

(図54)(図55)

アンケート結果:今年の家計の状況について


【節約志向が昨年と比べて高まった】では、1位「福岡県」(66.0%)、2位「新潟県」「京都府」「鹿児島県」(同率65.0%)となりました。(図56)

【節約志向が昨年と比べて低まった】では、1位「岩手県」「沖縄県」(同率10.0%)、3位「宮城県」(9.0%)となりました。(図57)

(図56)(図57)

アンケート結果:今年の家計の状況について



  • 円安による家計へのプラスの影響がある 1位「秋田県」
  • 円安による家計へのプラスの影響がない 1位「兵庫県」

【円安による家計へのプラスの影響がある】では、1位「秋田県」(30.0%)、2位「山梨県」(29.0%)、3位「三重県」(28.0%)となりました。上位の府県においては、観光や県内産品の輸出などによって円安の恩恵を受けた人が多いのではないでしょうか。(図58)

【円安による家計へのプラスの影響がない】では、1位「兵庫県」(52.0%)、2位「佐賀県」(51.0%)、3位「北海道」「山口県」(同率50.0%)となりました。(図59)

(図58)(図59)

アンケート結果:今年の家計の状況について



  • 買いたいものを我慢する頻度が増えた 1位「熊本県」「鹿児島県」
  • 価格を比較する頻度が増えた 1位「栃木県」「佐賀県」
  • 値引品を買う頻度が増えた 1位「島根県」

全回答者(4,700名)に、買い物における我慢や工夫の頻度の変化を聞き、昨年と比べて「増えた」と回答した割合から、都道府県ランキングを作成しました。

【買いたいものを我慢する頻度が増えた】では、1位「熊本県」「鹿児島県」(同率54.0%)、3位「島根県」(53.0%)となりました。(図60)

【価格を比較する頻度が増えた】では、1位「栃木県」「佐賀県」(同率72.0%)、3位「福井県」(71.0%)となりました。(図61)

(図60)(図61)

アンケート結果:今年の家計の状況について


【値引品を買う頻度が増えた】では、1位「島根県」(69.0%)、2位「福島県」(66.0%)、3位「兵庫県」(65.0%)となりました。(図62)

(図62)

アンケート結果:今年の家計の状況について



  • クーポンを使う頻度が増えた 1位「福井県」
  • ポイントを貯める頻度が増えた 1位「栃木県」
  • ネットショッピングをする頻度が増えた 1位「和歌山県」

【クーポンを使う頻度が増えた】では、1位「福井県」(69.0%)、2位「島根県」(66.0%)、3位「福島県」「富山県」(同率65.0%)となりました。(図63)

【ポイントを貯める頻度が増えた】では、1位「栃木県」(75.0%)、2位「福井県」「兵庫県」「岡山県」「宮崎県」「鹿児島県」(同率72.0%)となりました。栃木県民には、“ポイ活”の頻度が増えたと実感した人が多いようです。(図64)

(図63)(図64)

アンケート結果:今年の家計の状況について


【ネットショッピングをする頻度が増えた】では、1位「和歌山県」(43.0%)、2位「広島県」(35.0%)、3位「栃木県」「神奈川県」「長崎県」「宮崎県」(同率34.0%)となりました。(図65)

(図65)

アンケート結果:今年の家計の状況について



注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

調査概要

調査タイトル
47都道府県別 生活意識調査2022

調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
全国の20歳~59歳の男女

調査期間
2022年10月21日~10月26日

調査方法
インターネット調査

調査地域
全国

有効回答数
4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)

調査協力会社
ネットエイジア株式会社

報道関係の皆さまへ

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申し上げます。

会社概要

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和54)年8月
所在地 :東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業

※調査結果のPDF版はこちらからダウンロードしてください。


ページトップへ