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ニュースリリース(2025年度)

シニアの生活意識調査2025

2025年11月20日

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 髙橋 薫)は、2025年10月8日~10月9日の2日間、全国のシニア(50歳~79歳)の男女に対し、今年で13回目となる「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。 (調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


調査結果 概要

【シニアの楽しみ】

アナリストのコメント
(ソニーフィナンシャルグループ株式会社 金融市場調査部 シニアアナリスト 森本 淳太郎)

森本 淳太郎

今年で13回目となる「シニアの生活意識調査」。今回の結果は、日本におけるインフレの進行が色濃く感じられる内容となりました。毎年シニアの「現在の楽しみ」として人気の高い「旅行」ですが、今年も第1位となっています(図1図2)。これに対し、旅行のためにかけている1ヶ月の出費は年々上昇しています(図3)。日本では、依然として日銀の目標の2%を上回るインフレが続いていますが、中でも宿泊費は全体のインフレ率を大きく上回る上昇が続いており、支出額の増加も納得の結果です。一方、貯蓄額はやや減少しており、コロナ禍が明け、将来の見通しに対する不安が幾分後退したと言えるのかもしれません(図4)。

インフレの影響は、「孫消費」にも表れています。「孫のためにどのようなことにお金を使ったか」という質問に対し、最も多い回答となった「おこづかい/お年玉/お祝い金」については、前回から4.2ポイントの上昇となりました(図7)。また、「孫のために使った金額」は104,717円から113,074円と、約8%の増加となっています(図8)。もっとも、日本の全体のインフレ率は、前年比+3%程度ですので、インフレ率以上に「孫消費」を増やしたシニアが多いということなのかもしれません。ただ、図8を見ると、ボリュームゾーンである「5万円~10万円未満」「10万円~20万円未満」は比較的大きく減少しており、「50万円以上」が上昇していることから、一部の結果が平均を引き上げている可能性には注意が必要です。

そして、毎年恒例となった「シニアの夫婦観」については、「生まれ変わっても今の配偶者と結婚したい」割合が、男性は70%程度と2024年からほぼ横ばいだったのに対し、女性は50.8%から60.0%と9.2ポイントも上昇した点は注目に値します。ただ、これは「2024年から2025年にかけて価値観や環境の大きな変化があった」と考えるよりは、男女間の考え方の違いなのかもしれません。というのも、本項目の結果は2022年の開始以来、男性は70~72%程度で安定的に推移しているのに対し、女性は50.5%(2022年)→56.0%(2023年)→50.8%(2024年)→60.0%(2025年)と、年度によって振れ幅が大きいという特徴があるからです。シニア世代の女性は専業主婦の割合が高く、配偶者が人生の質に与える影響が大きい一方、男性は「働く自分を支えてくれたパートナー」として感謝の気持ちを抱く人が多いのかもしれません。積極的に感謝の気持ちを伝え合うことが、生涯にわたる夫婦円満の秘訣でしょうか。

アンケート調査結果

  • シニアの現在の楽しみ 1位「旅行」2位「テレビ/ドラマ」、男性3位は「スポーツ」、女性3位は「読書」

全国のシニア(50歳~79歳)の男女1,000名(全回答者)に、現在の楽しみを聞いたところ、1位「旅行」(45.2%)、2位「テレビ/ドラマ」(38.3%)、3位「映画」(28.6%)、4位「読書」(27.6%)、5位「グルメ」(26.2%)となりました。

男女別にみると、男性・女性ともに1位は「旅行」(男性44.2%、女性46.2%)、2位は「テレビ/ドラマ」(男性33.4%、女性43.2%)となり、男性では3位「スポーツ」(29.2%)、4位「映画」(27.8%)、5位「読書」(24.8%)、女性では3位「読書」(30.4%)、4位「グルメ」(30.0%)、5位「映画」(29.4%)でした。

(図1)

アンケート結果:シニアの現在の楽しみ



昨年の調査結果と比較すると、「読書」は2024年22.3%→2025年27.6%と5.3ポイント上昇しました。

(図2)

アンケート結果:シニアの現在の楽しみ(昨年の調査結果)



  • シニアが旅行のためにかけている金額の平均は3.4万円/月、3年連続で増加
  • シニアが貯蓄のためにかけている金額の平均は4.9万円/月、昨年より0.4万円減少

シニアが楽しみのために使っているお金について質問しました。

現在の楽しみを“旅行”と回答したシニア(452名)に、旅行に対する1ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は3.4万円となりました。

過去の調査結果と比較すると、平均額は2020年2.4万円→2021年2.4万円→2022年2.4万円→2023年2.9万円→2024年3.2万円→2025年3.4万円と、2020年から2022年にかけては横ばいとなった一方、2022年以降は増加傾向が継続する結果となり3年連続で増加しました。ここ数年の増加については、近年の物価上昇・値上げが大きく影響しているのではないでしょうか。

(図3)

アンケート結果:「旅行」に対する1ヶ月の出費



現在の楽しみを“貯蓄”と回答したシニア(136名)に、貯蓄に対する1ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は4.9万円となりました。

過去の調査結果と比較すると、平均額は2020年4.7万円→2021年5.8万円→2022年5.2万円→2023年4.4万円→2024年5.3万円→2024年4.9万円と、昨年の増加から一転、0.4万円の減少となり、2020年の水準に戻る結果となりました。

(図4)

アンケート結果:「貯蓄」に対する1ヶ月の出費



  • シニアがこの1年のうちに体験してよかったこと
    1位「旅行」2位「大阪・関西万博」3位「コンサート・ライブ」4位「グルメ・食べ歩き」5位「温泉・銭湯」

全回答者(1,000名)に、この1年のうちに体験してよかったことを聞いたところ、「旅行」がダントツとなり、2位は「大阪・関西万博」でした。人気のパビリオンを訪れたり、様々な文化や最新技術などに触れたりして、20年ぶりの万博を満喫できた人が少なくないようです。以降、3位「コンサート・ライブ」、4位「グルメ・食べ歩き」、5位「温泉・銭湯」と続きました。

男女別にみると、男性・女性ともに1位は「旅行」となり、男性では「スポーツ観戦」と「登山・ハイキング」が同数で2位、女性では「大阪・関西万博」が2位、「グルメ・食べ歩き」と「コンサート・ライブ」が同数で3位でした。

(図5)

アンケート結果:この1年のうちに体験してよかったこと



  • シニアがこの1年のうちに訪れてよかった場所
    「函館」「松島」「草津温泉」「軽井沢」「白川郷」「伊勢神宮」「大阪・関西万博」「有馬温泉」
    「出雲大社」「厳島神社」「湯布院」「屋久島」「宮古島」など

全回答者(1,000名)に、この1年のうちに訪れてよかった場所を聞いたところ、北海道・東北では「函館(北海道)」や「松島(宮城県)」、「蔵王温泉(山形県)」、関東では「那須(栃木県)」や「草津温泉(群馬県)」、「伊豆大島(東京都)」、北陸・甲信越では「金沢(石川県)」や「能登(石川県)」、「軽井沢(長野県)」、東海では「白川郷(岐阜県)」や「犬山城(愛知県)」、「伊勢神宮(三重県)」、近畿では「近江八幡(滋賀県)」や「大阪・関西万博(大阪府)」、「有馬温泉(兵庫県)」、中国・四国では「大山(鳥取県)」や「出雲大社(島根県)」、「厳島神社(広島県)」、九州・沖縄では「湯布院(大分県)」や「屋久島(鹿児島県)」、「宮古島(沖縄県)」、海外では「韓国」や「ハワイ」、「トルコ」といった回答が挙げられました。

(図6)

アンケート結果:この1年のうちに訪れてよかった場所



  • 最近1年間の“孫消費” 1位「おこづかい/お年玉/お祝い金」、昨年より4.2ポイント上昇
  • 最近1年間の“孫消費” 平均額は113,074円、昨年より8,357円増加

シニアの“孫消費”について質問しました。

孫がいるシニア(252名)に、この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか聞いたところ、1位「おこづかい/お年玉/お祝い金」(69.8%)、2位「一緒に外食」(54.4%)、3位「おもちゃ・ゲーム」(32.1%)、4位「一緒に旅行・レジャー」(26.6%)、5位「衣類などファッション用品」(24.6%)となりました。

昨年の調査結果と比較すると、「おもちゃ/ゲーム」(2024年38.0%→2025年32.1%)や「一緒に旅行/レジャー」(2024年32.2%→2025年26.6%)、「衣類などファッション用品」(2024年30.4%→2025年24.6%)、「七五三/成人などのお祝い品」(2024年19.2%→2025年13.1%)は5ポイント以上の下降となった一方、「おこづかい/お年玉/お祝い金」(2024年65.6%→2025年69.8%)は4.2ポイントの上昇となりました。

(図7)

アンケート結果:この1年間で孫のためにお金を使ったこと



この1年間で、孫のための出費をしたシニア(231名)に、孫のために使った金額を聞いたところ、平均額は113,074円となりました。

昨年の調査結果と比較すると、平均額は2024年104,717円→2025年113,074円と、8,357円増加しました。

(図8)

アンケート結果:この1年間で孫に使った金額



  • シニアが今後、孫としたいことTOP3 「外食」「旅行」「会話」
    女性では「メッセージアプリ(LINE)でのやりとり」が高い傾向

孫がいるシニア(252名)に、今後、孫とどのようなことをしたいと思うか聞いたところ、「外食」(51.2%)が最も高くなり、「旅行」(44.4%)、「会話」(44.0%)、「公園で遊ぶ」(34.9%)、「ショッピング」(27.8%)が続きました。

男女別にみると、女性では「メッセージアプリ(LINE)でのやりとり」が25.0%と、男性(7.8%)と比べて15ポイント以上高くなりました。メッセージアプリを活用して、孫と手軽にコミュニケーションをとりたいと考えている女性シニアは少なくないようです。

(図9)

アンケート結果:今後、孫としたいこと



  • 「生まれ変わっても今の配偶者と結婚したい」男性シニアでは71%、女性シニアでは60%

シニアの夫婦観について質問しました。

配偶者がいるシニア(636名)に、生まれ変わっても今の相手(配偶者)と結婚したいと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が21.4%、「どちらかといえばそう思う」が43.9%で、合計した『そう思う(計)』は65.3%、「全くそう思わない」が15.1%、「どちらかといえばそう思わない」が19.7%で、合計した『そう思わない(計)』は34.7%でした。

男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性では70.6%、女性では60.0%と、男性のほうが10.6ポイント高くなりました。

(図10)

アンケート結果:生まれ変わっても今の相手と結婚したいと思うか



過去の調査結果と比較すると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、女性では2024年50.8%→2025年60.0%と9.2ポイント上昇しましたが、価値観などの変化というよりは男女間で夫婦観について考え方の違いがあるということが背景にあるのかもしれません。

(図11)

アンケート結果:生まれ変わっても今の相手と結婚したいと思うか(昨年の調査結果)



  • シニアが日頃スマホで行っていること
    50代の1位は「インターネット検索」、60代の1位は「メール」、70代の1位は「通話」

シニアのスマートフォンの使い方について質問しました。

全回答者(1,000名)に、日頃、スマートフォンで行っていることを聞いたところ、「インターネット検索」(64.4%)が最も高くなり、「メール」(63.9%)、「通話」(63.2%)、「天気予報チェック」(60.3%)、「ニュース閲覧」(57.3%)が続きました。

男女別にみると、「インターネット検索」(男性59.2%、女性69.6%)や「写真撮影」(男性47.4%、女性60.8%)、「メッセージアプリ(LINEなど)」(男性46.6%、女性61.0%)、「電卓」(男性33.4%、女性48.8%)は、男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなりました。

(図12)

アンケート結果:日頃、スマートフォンで行なっていること(性別別)



年代別にみると、50代では「インターネット検索」(65.6%)、60代では「メール」(66.8%)、70代では「通話」(66.8%)が1位でした。

(図13)

アンケート結果:日頃、スマートフォンで行なっていること(年代別)



  • この1年のうちにシニアの心に響いた歌 1位「ケセラセラ」2位「ライラック」「川の流れのように」
    男性シニアでは「賜物」が1位に

全回答者(1,000名)に、この1年のうちに心に響いた歌を聞いたところ、1位「ケセラセラ(Mrs. GREEN APPLE)」、2位「ライラック(Mrs. GREEN APPLE)」「川の流れのように(美空ひばり)」と、今年でデビュー10周年を迎えたMrs. GREEN APPLEの曲が1位・2位に並ぶ結果となりました。

男女別にみると、男性では2025年度前期放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌である「賜物(RADWIMPS)」が1位に挙がりました。

(図14)

アンケート結果:この1年のうちに心に響いた歌



注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、
合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

調査概要

調査タイトル
シニアの生活意識調査2025

調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の50歳~79歳の男女

調査期間
2025年10月8日~10月9日

調査方法
インターネット調査

調査地域
全国

有効回答数
1,000サンプル(有効回答から性別×年代区分が均等になるように抽出)

(内訳)

50代 60代 70代
男性 250s 125s 125s 500s
女性 250s 125s 125s 500s

調査協力会社
ネットエイジア株式会社

報道関係の皆さまへ

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申し上げます。

会社概要

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 髙橋 薫
設立 :1979(昭和54)年8月
所在地 :東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業

※調査結果のPDF版はこちらからダウンロードしてください。


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