コロナも落ち着いてきて、最近は業績も安定してきたよ。
でも社長仲間で、ゼロゼロ融資を受けていた先で倒産してしまった会社もあるんだよね。

そうなんですね。融資で資金繰りが改善しても物価高や原材料費の高騰などで、借入金の返済ができないケースも最近多いみたいです。収益力の改善に繋がる取組も必要ですね。

そうだね。
でも、収益力の改善
っていうけど、なかなか利益を出すのも難しいんだよね。

社長、利益の出し方は2つしかありません。売上を上げるか、コストを下げるかです。
売上アップはすぐには難しいですが、コストのコントロールは下げた分だけ利益に直結しますし、売上を上げるよりも取り組みやすいと思いませんか？

まあね。
でもコストダウンって言ってもなかなか難しいよね。

はい。なので、コントロールすべきコストの見極めをしっかり行う必要があります。コストにはコントロールすべきものと、そうではないものがあります。
従業員さんの給与とか外注費とか、こういった売上などの本業に関ってくるコストは、コントロールしてはいけない必要なコストになります。
一方で、税金や社会保険料については・・・

なるほどね。
それなら自分でもすぐに実践できそうだね。

そうですよね。
資金繰りやコントロールできるコストを見つけるために、ぜひ一度キャッシュフローを確認してみませんか？

私もそろそろ考えないと、と思って顧問税理士に自社株の計算をしてもらったんだけど、
思いの外高くてね。なにから手を付ければいいのか悩んでるんだよ。

そうだったんですね。
最近は後継者探しや自社株の相談をいただくことも多いのですが、なかでも大きく２つのポイントで悩んでいる社長が多いです。

２つのポイントってなに？

1つ目は株価が高いこと。
2つ目は株式が分散していること、この2点です。
ちなみに、御社は株価が高いとお伺いしましたが、株式分散についてはいかがでしょうか？

今は100％自分が持っているけど、毎年税金がかからない範囲で息子たちに贈与を始めたら？とは言われているよ。でも、後継者は息子か従業員かで悩んでいるんだ。

そうなんですね。ちなみに、株が分散することで起こる課題というのは、
意思決定がままならなくなる可能性があるということです。これは、持ち株に応じて会社への発言権があるからなんです。具体的にお伝えしますと～。

御社の場合、株価も高いとのことなので、株式の分散が進んでしまうのは将来のリスクになる可能性もあるかと思われます。

なるほど、今までこのあたりはあまり意識してこなかったけど、考えていかないとダメだね。

そうですね。また、株価は業績が安定していて利益が増加すると、どんどん上がっていく可能性もあります。バトンタッチの際に株価がどれくらいになっていそうかを確認しておく必要があるかと思いますので、一度、自社株の現状と将来の確認をしてみませんか？