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定期保険とは?終身保険との違いや特徴・注意点などをわかりやすく解説

dotL編集担当者A

定期保険は5年・10年などのように保険期間に定めのある掛け捨て型の死亡保険で、終身保険と比べて割安なため、家計への負担を軽減しつつ手厚い保障を備えることが可能です。ライフステージに合わせて見直しがしやすいという特徴がありますが、その一方で、更新時に保険料がほぼ確実に上がる、貯蓄性がないなどの注意点もあります。詳しく見てみましょう。

更新日
2025年1年23日(木)
掲載日
2024年3年21日(木)

9分

※当記事は、ソニー生命から辻本ファイナンシャル・プランニング技能士へ執筆を依頼し、原稿をソニー生命にて編集したものです。

死亡保険には、定期保険、終身保険、養老保険の主に3種類があります。さらに定期保険のなかにもさまざまな種類があり、自分のライフスタイルや家庭状況に合わせて、最適な種類を選ぶことが大切です。

この記事では、定期保険の概要と特徴・注意点について終身保険と比較しながら、わかりやすく解説します。

定期保険とは?

定期保険は保険期間に定めのある掛け捨て型の死亡保険です。5年・10年などの保険期間を設定して契約する年満期と、60歳・70歳など、契約者が一定の年齢に達するまでの期間を設定して契約する歳満期の2つがあります。

契約満了時は、別の保険に入り直すか、保険料を再計算して契約を更新するかを選びます。
※取り扱いは、保険会社により異なりますので、各保険会社にてご確認ください。

また、満期保険金はありません。毎月の保険料は終身保険よりも低くなることが一般的で、手頃な掛金で手厚い死亡保障を受けられます。

定期保険と終身保険との違い

ここからは、定期保険と終身保険との違いについてみていきます。大きく異なる点は次の3つです。

●    保険期間
●    保険料
●    解約返戻金

定期保険は5年・10年などのように期間を選択して保障を受けられるのに対し、終身保険は被保険者が死亡するまで一生涯保障が続きます。そのため、終身保険は更新が不要で、保険料も途中で上がることなく常に一定です。

ただし、保障される期間が長く、また解約しない限りは保険金を受け取れるため、定期保険よりも保険料が高くなる傾向にあります。

また、定期保険は一般的に解約返戻金はないか、あってもごくわずかであるのに対し、終身保険は解約した場合には解約返戻金を受け取れます。ただし、解約返戻金は解約のタイミングによっては、今まで払い込んだ保険料の総額を下回る(元本割れ)可能性もあるので注意が必要です。 

  定期保険 終身保険
保険期間 期間設定あり 一生涯保障
保険料 終身保険と比較して低め 定期保険と比較して高め
解約返戻金 ない場合が多い あり

終身保険については「終身保険とは?種類や加入がおすすめな人とは?わかりやすく解説!」でも解説していますので、ご覧ください。

定期保険の代表的な種類

定期保険には、保険金の受け取り方が「一時金」の商品で3種類、「年金」の商品で1種類の計4種類が代表的な区分となります。※1

一時金 定額型
逓減型
逓増型
年金 収入保障保険

各商品によって性質が異なります。順に詳しくみていきましょう。

定額型(一時金受取)

定額型は、契約期間中の保険金額が変わらない保険です。定期保険のなかで最も基本的なタイプとなり、保険金額が一定のため、万が一にしっかり備えることができます。

満期を迎えると更新できる商品もあり、自動更新の際は更新時点の年齢などを参考に保険料が再設定されます。

逓減型(一時金受取)

逓減(ていげん)定期保険は、契約からの期間が経過するにつれて、万が一の際に遺族が受け取れる死亡保険金額が減少していく保険です。保険金額が減少していく点においては収入保障保険と共通していますが、受け取れる保険金は一時金のみとなります。

死亡保険金額が徐々に減少していくため、定額保険と比較して保険料が低く設定されていることも特徴の一つです。

逓増型(一時金受取)

逓増(ていぞう)定期保険は、主に経営者向けの生命保険商品です。期間が経過するにつれて保険金額が増加していきます。

事業が拡大し会社の規模が大きくなるにつれて、経営者の責任も大きくなります。逓増保険を活用することで、経営者に万が一のことがあった際に、会社の成長に合わせた保障を準備することができます。

また、一般的な定期保険とは異なり、まとまった解約返戻金を受け取れるため、経営難に陥った際の事業保障や死亡退職金、弔慰金などの財源確保に利用することもできます。

ただし、保険料が高めに設定されており、保険料負担が経営を圧迫してしまうリスクがあります。

※1 参照:(公財)生命保険文化センター「定期保険」をもとに当社にて作成

収入保障保険(年金受取)

収入保障保険は、死亡保険金を年金形式で受け取れるタイプの保険です。通常、死亡保険金は一時金として一括で受け取れますが、収入保障保険の場合は毎月・毎年といった受取り頻度を選択のうえ、一定額を受け取ることができます。

毎月一定額を受け取れるため、月々の収入も安定し、将来の収支計画も立てやすいでしょう。そのため、収入保障保険は残された遺族に継続した保険金を渡したい場合に適した保険です。

また、受け取れる死亡保険金の総額は、保険期間満了までの残存期間に応じて変わります。契約直後に被保険者が亡くなった場合の保険金総額が最も多くなり、契約から期間が経過するほど保険金総額は少なくなります。

定期保険の特徴

ここからは定期保険の特徴についてみていきます。

保険料を抑えて手厚い保障を得られる

定期保険の魅力の一つに、保険料を低く抑えて手厚い保障を得られる点が挙げられます。定期保険は基本的に解約返戻金がない代わりに、比較的低い保険料で加入できます。家計の負担を軽減しつつ、手厚い保障に備えることが可能です。

ライフステージに合わせた保険の見直しがしやすい

定期保険のもうひとつの特徴は保険を見直しやすいことです。結婚、出産、定年退職などのライフステージに応じて必要な保障金額も変わってきます。これらの変化に合わせて保険期間を決めておくことで、更新時に必要保障金額を見直しやすくなるでしょう。

定期保険の注意点

ここからは、定期保険の注意点についてです。主に次の2つが挙げられます。

解約返戻金はないか、あってもごくわずか

掛け捨て型となる定期保険は、満期保険金はなく、解約返戻金についても基本的にはなくあったとしてもごくわずかです。そのため、万が一のときに備えつつ、貯蓄もしたい人には向いていない商品といえます。

保険料が上がる場合がある

定期保険のなかでも最も基本的なタイプである定額型は、ほとんどのケースで更新時に保険料が上がります。保険期間が定められており、満期を迎えたときに契約を更新するとその時点の年齢などを考慮し、保険料を再計算する必要があるからです。

定期保険がおすすめな人

ここまで定期保険について詳しく解説してきました。では、いったいどのような人におすすめなのでしょうか。ここからは定期保険がおすすめな人についてみていきます。

特におすすめな人は以下のとおりです。

●    子育て世帯
●    保険料を抑えたい人
●    個人事業主

子育て世帯

子どもがまだ小さいうちは、万が一の際の家族の生活費や養育費などを考えると、必要保障額は大きくなりがちです。子どもが独立するまでの養育期間は、月々の保険料は抑えながらも手厚い保障が欲しいという人に、定期保険はおすすめです。

必要な養育費の総額は、子どもの成長とともに少なくなる傾向にあるので、収入保障保険や逓減保険を活用してもよいでしょう。

保険料を抑えたい人

定期保険は保険料を抑えたい人にもおすすめです。 同じ保障内容なら終身保険より保険料が割安になります。

子どもの養育費がかかる期間だけ、住宅ローンを払い終えるまでなど一定期間だけ保障を手厚くし、月々の保険料を抑えたい人に向いています。

個人事業主

社会保障が手薄になる個人事業主にもおすすめといえます。国民年金に加入する個人事業主は、厚生年金に加入する会社員と比べて遺族年金が少なくなります。そのため、万が一の際に備えておくべき金額が大きくなりやすいのです。

また、事業が軌道に乗り始めていない段階では収入が不安定なため、できるだけ保険料を抑えながら手厚い保障を受けたい人も多いでしょう。事業が安定するまでの期間だけ保険料が低めの定期保険に加入することも選択肢の一つです。

まとめ

今回は定期保険の種類や特徴・注意点について詳しく解説しました。定期保険は、コストを抑えて手厚い保障を得られる反面、更新時に保険料が上がってしまうリスクもあります。そのため、特徴・注意点をよく理解したうえで加入を検討しましょう。

定期保険が特におすすめな人は、子育て世帯、保険料を抑えたい人、個人事業主の3つが挙げられます。

定期保険の種類を選ぶ際は、年齢や家族構成、職業など、自身の置かれている状況をきちんと把握したうえで選択することが重要です。もし、どの商品を選べばよいかわからない場合は、ソニー生命のライフプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

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執筆者:辻本 剛士(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
監修者:尾崎 智恵梨(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)

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