プロフェッショナル魂 (第2回)
ソニー生命で働く「人」にスポットをあて、仕事にかける“思い”などについて語ってもらう連載企画「プロフェッショナル魂」。
今回は那覇支社の我如古(がねこ)直也が登場。
沖縄ならではのエピソードやライフプランナーとしてのこだわりなどについて語ります。
「僕が女性だったら嫁にしてほしい」!?
沖縄県には独特の文化や伝統がありますが、仕事の上でも「沖縄らしさ」を感じることはありますか?
我如古 : 沖縄は「横のつながり」を大事にする土地柄というか、仕事でも「○○さんの紹介」というケースが多いです。私も、前の職場の先輩から「今度入った新人にライフプランニングを体験させてやってくれないか」と電話をもらったり、「県外にいる母の相談にのってもらえないだろうか」とご指名をいただいたりすることがあります。那覇市内は車での移動がほとんどですが、離島も多いので飛行機で飛んで行くこともあります。
特に印象に残っているのは、あるご夫婦のライフプランニングを担当したときのこと。「今まで自分たちの人生について、こんなにじっくり考えたことはなかった」と、とても喜んでくださって、ちょっとシャイなご主人が「妹の相談にものってやってほしい」と、ご紹介くださったんです。
その妹さんにお会いしたら、「兄は我如古さんの嫁になりたいと言っていましたよ」と。よく話を聞いてみたら、妹さんがお兄さんに「その我如古さんってライフプランナーはどんな人なの?」と聞いたら、お兄さんは「僕が女性だったら嫁にしてほしいくらい、頼りがいのある男だよ」とおっしゃったそうです。ちょっと複雑ですが、これって褒められたんですよね(笑)?
沖縄の方のお名前は地名が多い?
我如古(がねこ)という名前は珍しいですが、同じ名字の方は多いですか?
我如古 : 我如古はあまりいないですね。沖縄の人の名前は地名からきているものが多いです。地名といえば、保栄茂と書いてなんと読むと思います?・・・「びん」です! 漢字で三文字なのに二文字しか読まないのはびっくりしますよね。
あと、名字では阿波根(あはごん)さんや、比屋根(ひやごん)さんなども、珍しいお名前だと思います。
第一歩はスーツの着方、名刺の渡し方から
入社後に新人ライフプランナーとして苦労したことはありますか?
我如古 : 苦労だらけでしたよ! 実は前職は制服のある公務員だったので、営業経験はゼロです。まずはスーツの着方、ネクタイの選び方から先輩に教わりました。その頃「ネクタイは無地、鞄は黒で、靴は手入れが大事」だと教わったのを忠実に守って、今もネクタイは無地がほとんど、鞄も黒です。名刺も、どうお渡ししてどう受け取ったらいいのか。なんでもかんでも先輩に教えてもらって、最初の2年間はもう無我夢中でした。
沖縄は、やはり情報の集まる東京などから“ちょっと離れて”いるので、自分で積極的に情報をとりにいかないと、なかなか知りたいことが伝わってこない。だから、県外の研修など勉強のチャンスにはできるかぎり参加する。最初はあこがれの先輩の真似をするところから始めました。
あこがれの先輩達の背中を追って
あこがれの先輩とは、どんな人たちですか?
我如古 : 「あこがれの先輩」は、実はいっぱいいるんですが、3人に絞ると、まずは那覇支社の営業所長宮里さんです。宮里さんはもう兄貴みたいな人で、新人の頃はとにかく後をくっついて回って、いろいろ教えてもらいました。今でも何かあったら、真っ先に相談するのは宮里さんです。
仙台のライフプランナーの佐藤さんは、僕にとって「ザ・ライフプランナー」です。 佐藤さんのライフプランニングって、なんというか……「夢と希望を叶えるための地図づくり」みたいな感じで、お客さまのイマジネーションに強くアピールしていくんです。そのワクワク感が僕にも伝わる。かっこいいな。ああいうライフプランナーになりたいなと思います。
大阪のライフプランナーの澁谷さんは、「ライフプランナーたるものどうあるべきか」を示してくれます。澁谷さんは気持ちがブレたときに、ビシッと軌道修正してくれて、自信を持たせてくれる先輩です。
ソニー生命には、支社を越えて全国の先輩からいろいろなことを学び、そして先輩から教わったものを後輩に伝えていく文化があるんですよね。たとえば、東京の支社の先輩が那覇支社で研修をしてくれることもあるんですよ。僕も先輩方には必ず「先輩に受けた恩は後輩に返してあげなさい」っていわれるんです。
僕自身、後輩たちと話をするのは大好きです。お互いに刺激になることも多いし、「僕自身はちゃんとできているかな?」と自分自身の振り返りにもなります。そして、それがプロフェッショナルとしての成長につながっていると思います。
人生の変化にあわせて変えていくのがライフプランニングの真骨頂
ライフプランナーとしてこだわっていることはありますか?
我如古 : 一般的に初めてライフプランニングをお受けになられるお客さまは、病気や死亡の可能性については理解されていますが、そうなったら起こることはあまり考えたくないと思うのです。たとえば自分に万一のことがあったとき、残された家族にどう生きてほしいか、子どもたちには何をしてあげたいか。そのためにはどれくらいお金が必要かといったこと。それを深堀して考えてもらうのが、僕たちの仕事だと思っています。
それからもうひとつこだわっているのは、ご契約いただいたあとのことです。私は、ご契約いただいているお客さまに向けて年2回「我如古ジャーナル」というアンケート付のお便りを出して、返信できるようにしています。そして、相談があるという方には、優先的に会いにいくようにしています。
電話やメールで、ということも多くなってきましたが、ライフプランやお金のことは「やっぱり電話じゃ話しにくい」ということもありますので。顔を見て、思ったことをストレートに言い合える関係づくりを大切にしていきたいと思っています。
那覇支社のメンバーとの打ち合わせ風景。チームワークは抜群です。
那覇支社のある「おもろまち駅」から「首里駅」までモノレールで4駅。首里城が那覇市内を見守っています。
沖縄の広い空の下、今日もお客さまに会いに行きます!
※文中の所属、役職等の情報は2014年4月30日時点のものです。