ニュースリリース(2020年度)
社会人1年目と2年目の意識調査2020
2020年4月21日
このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2020年3月4日~3月9日の6日間、2020年春から働き始める社会人1年生、または、就職してから1年が経つ社会人2年生で20~29歳の男女に対し、今年で7回目となる「社会人1年目と2年目の意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
調査結果 概要
- 社会人1年生が考える初任給の使いみち 「貯蓄」が6割弱
- 社会人2年生は初任給をどのように使った? 「貯蓄」が4割
- 社会人1年目に「身だしなみ」にかけた金額の平均は4.9万円、女性では5.3万円
- 社会人1年目に「プライベートな付き合い・交際」にかけた金額の平均は17.7万円
- 社会人1年目の生活で貯蓄した金額 「100万円以上」が2割強、平均額は45万円
- 社会人2年生が考える30歳時点の目標貯蓄額 平均額は614万円
- 社会人2年生が考える30歳時点の目標年収額 平均額は男性535万円、女性445万円
- 社会人1年生・2年生が結婚したい年齢の平均は30歳、子どもを持ちたい年齢の平均は32歳、
マイカーを購入したい年齢の平均は31歳、マイホームを購入したい年齢の平均は36歳 - 「最初に就職する会社で定年まで働きたい」社会人1年生の3人に1人
- 「最初に就職した会社をすでに辞めたい」社会人2年生の4人に1人
- 社会人2年生が入社後に感じた“悪い意味”でのギャップ 1位「給与・ボーナス」2位「残業時間」
- 社会人としてアリ?ナシ? “スマホやタブレットでメモ”は社会人1年生・2年生の7割半が「アリ」と回答
- “遅刻・欠勤連絡を親にしてもらう”のは「アリ」 社会人1年生・2年生の1割強
- “先輩からのおごりだと思って財布を出さない” 社会人1年生・2年生の2割が「アリ」と回答
- “必要もないのに残業”という働き方は「ナシ」 社会人1年生・2年生の8割半
- “有給休暇を付与年度内に全て消化”は「アリ」 社会人1年生・2年生の8割半
- 社会人1年生・2年生のやる気に火をつけるセリフ 「君がいて助かった、ありがとう」がダントツ
- 社会人1年生・2年生のやる気を奪ってしまう最も危険なセリフ 「この仕事向いてないんじゃない?」
- 社会人1年生が嫌う“職場にいてほしくないガッカリな人” 1位「ハラスメントしてくる人」
- 社会人2年生が直面している“自身の職場にいるガッカリな人” 1位「相手によって態度を変える人」
- 目標にしたいと思う先輩像は? 1位「気配りができる」2位「責任感がある」3位「後輩の面倒見がいい」
- 目標にしたい先輩のイメージに合う男性有名人 1位「櫻井翔さん」2位「イチローさん」
- 目標にしたい先輩のイメージに合う女性有名人 1位「天海祐希さん」2位「石原さとみさん」
- 一緒に頑張りたい同期のイメージに合う男性有名人 1位「新田真剣佑さん」2位「菅田将暉さん」
- 一緒に頑張りたい同期のイメージに合う女性有名人 1位「橋本環奈さん」
【社会人1年目の金銭事情】
【社会人1年生・2年生の将来設計】
【社会人1年生・2年生の仕事観】
【社会人1年生・2年生の感覚】
【社会人1年生・2年生の先輩・同僚に関する意識】
【社会人のイメージと有名人】
アナリストのコメント
(ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社 金融市場調査部 シニアアナリスト 石川 久美子)
今回調査では、社会人1年生および2年生が仕事をする上で、「仕事と評価のバランス」や「やりがい」を重視している様子が浮き彫りとなりました。
勤続意向がある層については、「休暇の取りやすさ」(32.1%)や「職場の雰囲気」(24.5%)、「先輩・上司との人間関係」(20.6%)について、入社後に「いい意味でのギャップ」があったと指摘する層が多かった一方、すでに辞めたいと考えている層については「いい意味でのギャップ」についての回答そのものが低水準(図9)。一方、「悪い意味でのギャップ」については、勤続意向の有無に関わらず「給与・ボーナス」(31.2%)が第一位で3割超。第二位が「残業時間」(22.8%)です(図10)。ただ、すでに辞めたいと考えている層に関しては、「残業時間」へのネガティブギャップが「給与・ボーナス」と同率で一位(34.2%)となっています。ちなみに、この層の「悪い意味でのギャップ」第三位は「仕事のやりがい」(26.5%)です。また、社会人1年生・2年生のやる気に火をつけるセリフの第一位は「君がいて助かった、ありがとう」(37.7%)、第二位は「本当によく頑張った」(27.6%)である一方(図18)、やる気が奪われてしまうセリフ第一位は「この仕事向いてないんじゃない?」(30.4%、図19)でした。いずれも仕事の評価に直結する内容です。仕事内容と対価が見合っていない、やりがいがないと人が感じているとき、新社会人は仕事の継続に限界を感じるようです。しかしこれはどの世代でも同様なのではないでしょうか。なお、社会人1年生・2年生が目標にしたいと思う先輩像第一位は「まわりに気配りができる」(43.8%、図22)、社会人2年生に聞いた、自身の職場にいるガッカリな人の第一位は「相手によって態度を変える人」(29.6%、図21)でした。厚生労働省の調査(2019年10月)によると、新規大卒就職者の32%が3年以内に離職します。縁あって入社した新社会人の方々に働き続けたいと思ってもらうためにも、公平に、気配りや評価ができる先輩でありたいものですね。
アンケート調査結果
- 社会人1年生が考える初任給の使いみち 「貯蓄」が6割弱
- 社会人2年生は初任給をどのように使った? 「貯蓄」が4割
2020年の春から働き始める社会人1年生500名と、就職してから1年が経つ社会人2年生500名に、お金の使い方や貯蓄・収入に関する意識や実態について質問しました。
社会人1年生(500名)に、初任給はどのようなことに使いたいか聞いたところ、「貯蓄に回す」(58.2%)が最も高くなりました。“初めての給料は貯蓄に”と考えている社会人1年生が多いようです。以降、「生活費(食費など)に充てる」(40.6%)、「親への贈り物を買う」(34.2%)、「自分にちょっと良い物を買う」(32.4%)、「親をご馳走につれていく」(28.4%)が続きました。
では、昨年春から働き始めた人は、初任給をどのようなことに使ったのでしょうか。
社会人2年生(500名)に、初任給はどのようなことに使ったか聞いたところ、「貯蓄に回す」(40.8%)が最も高く、次いで、「生活費(食費など)に充てる」(37.6%)、「自分にちょっと良い物を買う」(28.8%)、「親への贈り物を買う」(25.2%)、「親をご馳走につれていく」(22.2%)となりました。
社会人1年生と2年生の回答を比較すると、「貯蓄に回す」(社会人1年生58.2%、社会人2年生40.8%)は、社会人1年生のほうが17.4ポイント高くなりました。(図1)
(図1)
- 社会人1年目に「身だしなみ」にかけた金額の平均は4.9万円、女性では5.3万円
- 社会人1年目に「プライベートな付き合い・交際」にかけた金額の平均は17.7万円
社会人1年目の生活では、どのようなお金の使い方をしていたのでしょうか。
社会人2年生(500名)に、社会人1年目の生活でかかったお金について質問しました。
≪身だしなみ(スーツ・化粧品など)≫にかかった金額を聞いたところ、平均額は48,949円となりました。
男女別にみると、平均額は男性44,550円、女性53,348円と、女性のほうが8,798円高くなりました。
≪自己投資(セミナー参加、書籍購入など)≫にかかった金額を聞いたところ、平均額は20,706円となりました。
男女別にみると、平均額は男性19,516円、女性21,896円と、女性のほうが2,380円高くなりました。
また、≪プライベートな付き合い・交際≫にかかった金額の平均額は177,130円となりました。
男女別にみると、平均額は男性169,947円、女性184,312円と、女性のほうが14,365円高くなりました。
≪実家に入れた金額≫の平均額は111,022円となりました。
男女別にみると、男性114,220円、女性107,824円と、男性のほうが6,396円高くなりました。(図2)
(図2)
- 社会人1年目の生活で貯蓄した金額 「100万円以上」が2割強、平均額は45万円
- 社会人2年生が考える30歳時点の目標貯蓄額 平均額は614万円
社会人2年生(500名)に、社会人1年目の生活で貯蓄した金額を聞いたところ、「10万円~20万円未満」(25.0%)や「100万円以上」(22.4%)に回答が集まった一方、「0円」(16.6%)にも回答がみられました。100万円という大台に達した人が2割強になる一方で、全く貯蓄に回すことができなかったという人も少なくないようです。平均額は45万円となりました。(図3)
また、30歳時点の目標貯蓄額を聞いたところ、「1000万円~2000万円未満」(20.8%)や「500万円~600万円未満」(18.6%)に回答が集まり、平均額は614万円でした。(図4)
(図3)(図4)
- 社会人2年生が考える30歳時点の目標年収額 平均額は男性535万円、女性445万円
社会人2年生は、将来の収入について、いくらくらいを目標にしているのでしょうか。
社会人2年生(500名)に、30歳時点の目標年収を聞いたところ、「300万円~400万円未満」(22.2%)や「500万円~600万円未満」(21.4%)に回答が集まり、平均額は490万円でした。
男女別にみると、平均額は男性535万円、女性445万円と、男性のほうが90万円高くなりました。(図5)
(図5)
- 社会人1年生・2年生が結婚したい年齢の平均は30歳、子どもを持ちたい年齢の平均は32歳、
マイカーを購入したい年齢の平均は31歳、マイホームを購入したい年齢の平均は36歳
全回答者(1,000名)に、結婚、マイホーム購入などのライフイベントを達成する年齢について、計画を立てているか聞きました。
≪結婚≫について計画を立てている人は58.4%、≪出産(第一子の誕生)≫では52.2%、≪マイカー購入≫では32.8%、≪マイホーム購入≫では35.5%、≪リタイア生活≫では47.4%となりました。(図6)
それぞれのライフイベントについて、達成する年齢の計画を立てている人を対象に、何歳くらいまでに達成する計画を立てているか聞きました。
平均年齢をみると、≪結婚≫は29.8歳、≪出産(第一子の誕生)≫は32.0歳、≪マイカー購入≫は30.7歳、≪マイホーム購入≫は36.0歳、≪リタイア生活≫は60.8歳となりました。
男女別にみると、平均年齢は≪結婚≫では男性30.2歳、女性29.4歳、≪出産(第一子の誕生)≫では男性32.9歳、女性31.2歳と、女性のほうがやや低い傾向がみられました。(図7)
(図6)(図7)
- 「最初に就職する会社で定年まで働きたい」社会人1年生の3人に1人
- 「最初に就職した会社をすでに辞めたい」社会人2年生の4人に1人
全回答者(1,000名)に、最初に就職する(した)会社で、どのくらいの間働いていたいか聞いたところ、社会人1年生では「定年まで働きたい」(31.6%)が最も高くなりました。他方、社会人2年生では「すでに辞めたい」(23.4%)が最も高くなりました。社会人2年生には、実際に1年間働いた結果、最初の職場で働き続ける気持ちがなくなってしまったという人が少なくないようです。(図8)
(図8)
- 社会人2年生が入社後に感じた“悪い意味”でのギャップ 1位「給与・ボーナス」2位「残業時間」
社会人2年生(500名)に、職場のイメージのギャップについて質問しました。
まず、入社前のイメージと“いい意味”でのギャップを感じたことを聞いたところ、「休暇の取りやすさ」(28.2%)が最も高く、次いで、「職場の雰囲気」(21.2%)、「先輩・上司との人間関係」(18.6%)、「福利厚生」(17.0%)、「同期との人間関係」(16.4%)となりました。
勤続意向別にみると、「休暇の取りやすさ」(勤続意向がある人32.1%、すでに辞めたい人15.4%)や「職場の雰囲気」(勤続意向がある人24.5%、すでに辞めたい人10.3%)では、勤続意向がある人のほうが10ポイント以上高くなりました。(図9)
他方、入社前のイメージと“悪い意味”でのギャップを感じたことを聞いたところ、「給料・ボーナス」(31.2%)が最も高く、次いで、「残業時間」(22.8%)、「先輩・上司との人間関係」(19.0%)、「仕事量」(18.6%)、「仕事のやりがい」(17.4%)となりました。
最初の職場をすでに辞めたいと考えている人の回答をみると、「給料・ボーナス」と「残業時間」(どちらも34.2%)が最も高く、「仕事のやりがい」(26.5%)が続きました。入社前に考えていたよりも給料が少なかったり、残業時間が長かったりしたことが、退職を意識する要因になっている可能性があります。(図10)
(図9)(図10)
- 社会人としてアリ?ナシ? “スマホやタブレットでメモ”は社会人1年生・2年生の7割半が「アリ」と回答
- “遅刻・欠勤連絡を親にしてもらう”のは「アリ」 社会人1年生・2年生の1割強
- “先輩からのおごりだと思って財布を出さない” 社会人1年生・2年生の2割が「アリ」と回答
社会人1年生・2年生が考える“社会人としての常識”とは、どのようなものなのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、職場での行動について、それぞれ社会人として「アリ」だと思うか、「ナシ」だと思うかを聞きました。
まず、≪メモをスマホやタブレットでとる≫ことは「アリ」だと思うか、「ナシ」だと思うか聞いたところ、「アリ」は73.5%、「ナシ」は26.5%となりました。スマホやタブレットをメモ代わりに使うことに対しては、肯定的な人が多いようです。
男女別にみると、「アリ」と回答した人の割合は男性では77.6%と、女性(69.4%)と比べて高くなりました。(図11)
次に、≪遅刻・欠勤連絡をメールやLINEでする≫ことは「アリ」だと思うか、「ナシ」だと思うか聞いたところ、「アリ」は63.4%、「ナシ」は36.6%となりました。電話ではなくメールやLINEで遅刻・欠勤連絡をしてもよいと考える人が多数派でした。(図12)
(図11)(図12)
≪遅刻・欠勤連絡を親にしてもらう≫では、「アリ」が13.1%、「ナシ」が86.9%となりました。大多数の人が遅刻・欠勤の連絡を親に頼ることは社会人としてNGだと考えている一方で、問題はないと考えている人が少なくないこともわかりました。(図13)
≪先輩からおごってもらえると思って財布を出そうとしない≫では、「アリ」が19.2%、「ナシ」が80.8%となりました。
男女別にみると、「ナシ」と回答した人の割合は男性73.6%、女性88.0%と、男性と比べて女性のほうが14.4ポイント高くなりました。女性には、“おごってもらえることが当たり前”と考えて財布を出そうともしないことは、マナー違反ととらえている人が多いようです。(図14)
(図13)(図14)
- “必要もないのに残業”という働き方は「ナシ」 社会人1年生・2年生の8割半
- “有給休暇を付与年度内に全て消化”は「アリ」 社会人1年生・2年生の8割半
社会人1年生・2年生は、残業や有給休暇についてどのような考えを持っているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、≪必要もないのに残業をしている≫ことは「アリ」だと思うか、「ナシ」だと思うか聞いたところ、「アリ」は15.8%、「ナシ」は84.2%となりました。不要な残業をしないで仕事を終えて帰るべきという考えを大多数が持っているようです。(図15)
≪有給休暇を付与年度内に(ほぼ)全て消化する≫では、「アリ」が86.1%、「ナシ」が13.9%となりました。2019年4月から、年5日の年次有給休暇の確実な取得が義務付けられました。そのためか、有給休暇を積極的に消化することに対して抵抗を感じる人は少ないようです。(図16)
≪上司に全く相談をしないで有給休暇の申請をする≫では、「アリ」が40.3%、「ナシ」が59.7%となりました。有給休暇を全て消化することに対しては多くの人が肯定的だったものの、上司に相談のない有給休暇の申請に対してはNGととらえている人が多いようです。(図17)
(図15)(図16)(図17)
- 社会人1年生・2年生のやる気に火をつけるセリフ 「君がいて助かった、ありがとう」がダントツ
仕事で失敗をしてしまったとき、社会人1年生・2年生は先輩からどのような言葉をかけられるとモチベーションが上がるのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、落ち込んでいるとき(仕事上で失敗したときなど)に、先輩社会人に言われたら、やる気に火がつくセリフを聞いたところ、「君がいて助かった、ありがとう」(37.7%)が最も高く、次いで、「本当によく頑張った」(27.6%)、「何でも相談してね」(24.4%)、「一緒に乗り越えよう」(22.1%)、「大丈夫、なんとかなるよ」(20.4%)となりました。先輩からの感謝の言葉に接し、自分が職場で役立っていると実感できると、モチベーションがアップする人は多いようです。
男女別にみると、「本当によく頑張った」(男性19.6%、女性35.6%)は、男性と比べて女性のほうが16.0ポイント高くなりました。努力を認めてもらったり、働きぶりを高く評価してもらったりすると、仕事への意欲が俄然高まるという女性は少なくないようです。(図18)
(図18)
- 社会人1年生・2年生のやる気を奪ってしまう最も危険なセリフ 「この仕事向いてないんじゃない?」
では、先輩からどのような言葉を告げられると、モチベーションが下がってしまうのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、先輩社会人に言われたら、やる気が奪われてしまうセリフを聞いたところ、「この仕事向いてないんじゃない?」(30.4%)が最も高く、次いで、「私が若いころは○○だったのに」(26.1%)、「やる気ある?」(20.7%)、「もういいよ、別の人にお願いする」(20.3%)、「そんなことは常識でしょ」(20.1%)となりました。仕事への適性を否定されたと感じると、仕事への意欲を失ってしまう人が多いようです。
男女別にみると、「女/男だからしょうがないね」(男性9.0%、女性23.8%)は、男性と比べて女性のほうが14.8ポイント高くなりました。(図19)
(図19)
- 社会人1年生が嫌う“職場にいてほしくないガッカリな人” 1位「ハラスメントしてくる人」
社会人1年生・2年生が一緒に働きたくないと考えるのは、どのような人なのでしょうか。
まず、社会人1年生(500名)に、職場にいてほしくないと思うガッカリな人はどのような人か聞いたところ、「ハラスメントしてくる人」(62.0%)が最も高く、次いで、「ミスを他人のせいにする人」(60.6%)、「人の悪口ばかりの人」(56.2%)、「態度だけ大きい人」(54.4%)、「指示がコロコロ変わる人」(54.2%)となりました。社会人1年生は、パワハラやセクハラといった理不尽な嫌がらせをする人や、ミスを他人のせいにする理不尽な人、悪口を言う配慮のない人に対して、失望する傾向が高いようです。
男女別にみると、「人の悪口ばかりの人」(男性46.0%、女性66.4%)や「相手によって態度を変える人」(男性37.2%、女性61.6%)は、男性と比べて女性のほうが20ポイント以上高くなりました。(図20)
(図20)
- 社会人2年生が直面している“自身の職場にいるガッカリな人” 1位「相手によって態度を変える人」
では、社会人2年生は、実際に自身の職場で、どのような人に対してガッカリしているのでしょうか。
社会人2年生(500名)に、自身の職場にいるガッカリな人はどのような人か聞いたところ、「相手によって態度を変える人」(29.6%)が最も高く、次いで、「人の悪口ばかりの人」(26.8%)、「指示がコロコロ変わる人」(24.8%)、「態度だけ大きい人」(22.2%)、「ミスを他人のせいにする人」(22.0%)となりました。他人に対して公平に接することができない人に失望するという人が多いようです。
男女別にみると、「相手によって態度を変える人」(男性24.0%、女性35.2%)は、男性と比べて女性のほうが11.2ポイント高くなりました。(図21)
(図21)
- 目標にしたいと思う先輩像は? 1位「気配りができる」2位「責任感がある」3位「後輩の面倒見がいい」
社会人1年生・2年生が目標にしたいのはどのような先輩なのでしょうか。“理想の先輩像”について質問しました。
全回答者(1,000名)に、目標にしたいと思う先輩について聞いたところ、「まわりに気配りができる」(43.8%)が最も高く、次いで、「責任感がある」(38.4%)、「後輩の面倒見がいい」(38.2%)、「行動力がある」(33.1%)、「業務知識が豊富」(32.9%)となりました。周囲の人に対する気遣い・サポートを忘れない人や、責任感や行動力がある人、業務について幅広い知識を持っている人などをロールモデルとし、“あの人のようになりたい”と考えているようです。
男女別にみると、「まわりに気配りができる」(男性33.6%、女性54.0%)は、男性と比べて女性のほうが20.4ポイント高くなりました。(図22)
(図22)
- 目標にしたい先輩のイメージに合う男性有名人 1位「櫻井翔さん」2位「イチローさん」
- 目標にしたい先輩のイメージに合う女性有名人 1位「天海祐希さん」2位「石原さとみさん」
全回答者(1,000名)に、職場の先輩や同期のイメージに合う有名人について質問しました。
まず、目標にしたい先輩のイメージに合う男性有名人を聞いたところ、1位「櫻井翔さん」、2位「イチローさん」、3位「小栗旬さん」となりました。多くのテレビ番組で司会やコメンテーターとして活躍する櫻井翔さんのような頼りがいのある先輩を目指したいという人が多いようです。
男女別にみると、男性回答の1位は「イチローさん」でした。(図23)
次に、目標にしたい先輩のイメージに合う女性有名人を聞いたところ、「天海祐希さん」がダントツとなり、以降、2位「石原さとみさん」、3位「北川景子さん」が続きました。(図24)
(図23)(図24)
- 一緒に頑張りたい同期のイメージに合う男性有名人 1位「新田真剣佑さん」2位「菅田将暉さん」
- 一緒に頑張りたい同期のイメージに合う女性有名人 1位「橋本環奈さん」
続いて、一緒に頑張りたい同期のイメージに合う男性有名人を聞いたところ、1位「新田真剣佑さん」、2位「菅田将暉さん」、3位「竹内涼真さん」となりました。ゼネコンを舞台にしたドラマ『同期のサクラ』で、高畑充希さん演じる主人公の同期で野心に満ちた役を演じていた新田真剣佑さんが1位となりました。
男女別にみると、男性回答の1位は「菅田将暉さん」でした。(図25)
また、一緒に頑張りたい同期のイメージに合う女性有名人を聞いたところ、1位「橋本環奈さん」、2位「永野芽郁さん」「広瀬すずさん」となりました。テレビで無邪気にはしゃぐ姿をみせるなど、フレンドリーな印象で人気の橋本環奈さんがトップでした。
男女別にみると、男性回答の2位は「有村架純さん」、3位は「新垣結衣さん」、女性回答の3位は「高畑充希さん」でした。(図26)
(図25)(図26)
注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。
調査概要
調査タイトル
社会人1年目と2年目の意識調査2020年版
調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
2020年春(4月)から働き始める社会人1年生、または、
就職してから1年が経つ社会人2年生で20~29歳の男女
調査期間
2020年3月4日~3月9日
調査方法
インターネット調査
調査地域
全国
有効回答数
1,000サンプル(有効回答から社会人1年目と2年目を均等に抽出)
(内訳)2020年春から働き始める社会人1年生500名(男性250名・女性250名)
就職してから1年経つ社会人2年生500名(男性250名・女性250名)
調査協力会社
ネットエイジア株式会社
報道関係の皆さまへ
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申し上げます。
会社概要
会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和54)年8月
所在地 :東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業