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ニュースリリース(2020年度)

コミュニケーションに関する意識調査2020

2020年7月21日

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2020年6月17日~6月19日の3日間、15歳~69歳の男女に対し、「コミュニケーションに関する意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


調査結果 概要

エコノミストのコメント
(ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社 金融市場調査部 シニアエコノミスト 渡辺 浩志)

シニアエコノミスト 渡辺 浩志

コロナ禍で“新しい生活様式”が求められるようになり、人と人とのコミュニケーションの仕方も変わろうとしています。今回初めて行った「コミュニケーションに関する意識調査2020」では、対面かオンラインか、ということがひとつの大きなテーマになっています。

調査ではいろいろなシチュエーションでのコミュニケーションについて尋ねていますが、ざっくりとした印象では、論理的な(左脳的な)内容はオンラインでOK、感性に訴えかける(右脳的な)内容はオンラインに不向き、という傾向がありそうです。ビジネスシーンでは、「会議」はオンライン派が多いものの、「懇親会・歓送迎会」「退職の申し出」「取引先への謝罪」などでは対面が重要とされています(図20、21、22、24)。また、感性の塊ともいえる恋愛事情(「デート」「プロポーズ」「結婚相手の親へのあいさつ」)では、圧倒的多数の方が、対面が欠かせないと回答しています(図16、17、18)。

他方、感性に訴えかける内容なのに、これから行ってみたいとされるのが「帰省」と「飲み会」です(図6)。しかし、これは定着するでしょうか?オンライン帰省をしてみて良かったこととして「時間を節約できる」「移動の手間がなくなる」「お金を節約できる」とあります(図9)。しかし、裏を返せば、いままではこれだけのコストを払ってでもリアル帰省をしてきたわけで、オンラインでは得難い何かがあると思います。

また、オンライン飲み会についても、個人的な感想では最初の数回は楽しかったものの、回を重ねるごとに虚しさが募り、リアル飲み会への渇望が芽生えました。withコロナの時代、新しいコミュニケーションの仕方が増えますが、変わらないコミュニケーションも大いにあると思います。いずれにせよ、ポイントは「相手の目を見て話す」「適度にあいづちを打つ」「相手への興味・関心を持つ」です(図1)。“基本の基”ですが、改めて押さえておきたいことだと思いました。

アンケート調査結果

  • コミュニケーションの際に気をつけていること
    TOP3「相手の目を見て話す」「適度にあいづちを打つ」「相手への興味・関心を持つ」

15歳~69歳の男女1,000名(全回答者)に対し、コミュニケーションの際に実践していることについて質問しました。


全回答者(1,000名)に、コミュニケーションを取るときに気をつけていることを聞いたところ、「相手の目を見て話す」(37.6%)が最も高く、次いで、「適度にあいづちを打つ」(37.0%)、「相手への興味・関心を持つ」(35.9%)、「適度にうなずく」(33.9%)、「相手の話は最後まで聞く」(32.1%)となりました。コミュニケーション相手の話を聞く際の姿勢について、留意している人が多いようです。

性年代別にみると、10代~30代男性では「相手への興味・関心を持つ」(10代36.1%、20代38.6%、30代34.5%)、40代男性では「適度にあいづちを打つ」(41.0%)、50代・60代男性では「相手の目を見て話す」(50代46.4%、60代47.0%)が最も高くなりました。他方、10代・20代・40代女性では「適度にあいづちを打つ」(10代41.0%、20代45.2%、40代42.9%)、30代女性では「相手への興味・関心を持つ」(48.2%)、50代女性では「適度にうなずく」(44.6%)、60代女性では「相手の話は最後まで聞く」(59.0%)が最も高くなりました。コミュニケーションを取る際の留意点において、男女年代差が明らかになりました。(図1)

(図1)

アンケート結果:コミュニケーションの際に気をつけていること


  • “新しい生活様式”が求められる日常生活で、コミュニケーションの際に実践していること
    TOP3「会話の際はマスク着用」「大人数での会食は避ける」「人との間隔を2m空ける」
  • コロナ収束後は実践したいと思う?「会話の際はマスク着用」は全体の21%が実践したくないと回答

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、政府より公表された“新しい生活様式”では、ひとりひとりの行動変容が求められており、コロナ禍以前とは異なったコミュニケーションのあり方が示されています。


全回答者(1,000名)に、“新しい生活様式”が求められるようになってから、日常生活でのコミュニケーションの際に実践していることを聞いたところ、「会話の際はマスクを着用する」(52.4%)が最も高く、以降、「大人数での会食は避ける」(41.8%)、「人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける」(35.9%)が続きました。コミュニケーションを取るときは、基本的な感染症対策として、飛沫による感染のリスクを下げることを意識している人が多いようです。 (図2)

(図2)

アンケート結果:“新しい生活様式”が求められる日常生活で、コミュニケーションについて


新型コロナウイルス感染症の流行が収束した後は実践したいと思わないことを聞いたところ、「会話の際はマスクを着用する」(20.7%)が最も高くなりました。マスクの着用継続に対し消極的な人が2割を超えました。以降、「大人数での会食は避ける」(17.3%)、「人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける」(15.5%)、「食事中の会話は控えめにする」(14.4%)、「歌や応援はオンラインで行う」(12.5%)が続きました。(図3)

(図3)

アンケート結果:“新しい生活様式”が求められる日常生活で、コミュニケーションについて


  • 実践したことがある“オンライン○○” TOP5「飲み会」「帰省」「スクール」「コンサート」「フィットネス」
  • ビジネスパーソンの“オンライン○○”経験率 「会議」23%、「職場関係の飲み会」6%、「商談」3%

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、オンラインで行われる活動に注目が集まっています。


全回答者(1,000名)に、行ったことがある“オンライン○○”を聞いたところ、「飲み会(友人・知人など)」(11.7%)が最も高くなりました。緊急事態宣言下、感染症のリスクを避けるため、ビデオ通話機能を活用して飲み会を楽しんでいた人は少なくないようです。以降、「帰省」(10.0%)、「スクール(資格の通信講座の受講など)」(4.3%)、「コンサート・ライブ」(3.0%)、「フィットネス」(2.7%)が続きました。(図4)

また、ビジネスパーソン(509名)に、仕事関係で行ったことがある“オンライン○○”を聞いたところ、「会議」は22.8%、「飲み会(職場関係)」は6.1%、「商談」は3.1%となりました。(図5)

(図4)(図5)

アンケート結果:“オンライン○○”について


  • これから流行ると思う“オンライン○○” 3位「診療」2位「飲み会」、1位は?

全回答者(1,000名)に、これから行ってみたいと思う“オンライン○○”を聞いたところ、「飲み会(友人・知人など)」(13.1%)が最も高く、次いで、「帰省」(11.0%)、「診療」(6.2%)、「スクール(資格の通信講座の受講など)」(6.0%)、「コンサート・ライブ」(5.3%)となりました。(図6)

これから流行ると思う“オンライン○○”を聞いたところ、「スクール(資格の通信講座の受講など)」(14.5%)が最も高くなりました。外出自粛生活中に、外に出ることなく自宅で気軽に利用できるオンラインスクールの利便性を感じた人が少なくないようです。以降、「飲み会(友人・知人など)」(12.2%)、「診療」(12.0%)、「コンサート・ライブ」(9.0%)、「フィットネス」(6.6%)が続きました。(図7)

(図6)(図7)

アンケート結果:“オンライン○○”について


  • 今年のゴールデンウィークのオンライン帰省 帰省時間は平均36分
  • オンライン帰省をして良かったこと 4位「感染症のリスクがない」、TOP3は?

続いて、実際に帰省するのではなく、ビデオ通話を使用して実家の家族などと会話をする“オンライン帰省”について質問しました。


今年のゴールデンウィークにオンライン帰省をした人(100名)に、オンライン帰省として通話をした時間を聞いたところ、「15分未満」(33.0%)や「30分~60分未満」(29.0%)に回答が集まり、平均は36分となりました。(図8)

オンライン帰省をして良かったと思うことを聞いたところ、「時間を節約できる」(46.0%)が最も高く、次いで、「移動の手間がなくなる」(39.0%)、「お金を節約できる」(37.0%)、「感染症のリスクがない」(32.0%)、「予定を調整する手間がなくなる」(22.0%)となりました。時間や手間、お金をかけずに帰省できることや、感染症のリスクを気にしないで帰省できることをメリットだと感じている人が多いようです。(図9)

(図8)(図9)

アンケート結果:オンライン帰省について


  • 今年の夏休みのオンライン帰省 オンライン帰省希望者の帰省予定時間は平均33分

また、今年の夏休みのオンライン帰省について質問しました。


今年の夏休みに、オンライン帰省をしたいと思う人(100名)に、オンライン帰省として通話をする予定の時間を聞いたところ、「30分~60分未満」(37.0%)に最も多くの回答が集まり、平均は33分でした。(図10)

(図10)

アンケート結果:オンライン帰省について


  • 「コロナ禍で学校が臨時休業になってオンライン授業を受けた」高校生の49%、大学生等の81%

新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの学校が臨時休業となりました。


学生(215名)に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学校が臨時休業となってから、オンライン授業を受けたか聞いたところ、「受けた」は68.8%、「受けなかった」は31.2%となりました。学校の臨時休業中でも、オンラインで授業を受けることができていたという人が多いようです。

学生区分別にみると、オンライン授業を受けたと回答した人の割合は、高校生では48.8%、大学生・短大生・専門学校生(以下、「大学生等」)では80.7%となりました。(図11)

(図11)

アンケート結果:オンライン授業について


  • 「授業は対面が欠かせない」学生の61%、コロナ禍でオンライン授業を受けた学生では64%

学生(215名)に、学校での様々なシチュエーションについて、それぞれ対面が欠かせないと思うか聞きました。

<授業>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」は19.1%、「ややそう思う」は41.4%で、合計した『そう思う(計)』は60.5%、「あまりそう思わない」は27.0%、「全くそう思わない」は12.6%で、合計した『そう思わない(計)』は39.5%となりました。コロナ禍により、オンライン授業が普及し始めていますが、多くの学生は、授業は対面が必須だと考えているようです。

学生区分別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、高校生では61.3%、大学生等では60.0%となりました。(図12)

オンライン授業の受講状況別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、オンライン授業を受けた人では64.2%と、オンライン授業を受けなかった人(52.2%)と比べて12.0ポイント高くなりました。オンラインで授業を受けてみて、授業における対面コミュニケーションの価値を再認識した人が多いのではないでしょうか。(図13)

(図12)(図13)

アンケート結果:オンライン授業について


  • 「進路相談は対面が欠かせない」高校生の73%、「部活は対面が欠かせない」高校生の68%

<進路相談>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は58.6%となりました。
学生区分別にみると、高校生では72.5%と、大学生等(50.4%)に比べて22.1ポイント高くなりました。進路相談という重要なコミュニケーションに関しては、学校の先生と実際に対面する機会を求めている高校生が多いようです。(図14)

<部活>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は68.8%となりました。
学生区分別にみると、高校生では67.5%、大学生等では69.6%となりました。(図15)

(図14)(図15)

アンケート結果:オンライン授業について


  • 「デートは対面が欠かせない」50代男性では93%、10代男性では60%
  • 「プロポーズは対面が欠かせない」20代男性では63%、20代女性では81%と同世代男女でギャップ
  • 「結婚相手の親へのあいさつは対面が欠かせない」60代男性では89%、父親は対面志向が高い傾向
  • 「夫婦喧嘩は対面が欠かせない」配偶者がいる人の57%、50代女性では45%にとどまる

全回答者(1,000名)に、恋愛・結婚に関するシチュエーションについて、それぞれ対面が欠かせないと思うか聞きました。

<デート>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は79.2%となりました。
性年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合が最も高くなったのは50代男性(92.9%)、最も低くなったのは10代男性(60.2%)でした。(図16)

<プロポーズ>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は76.9%となりました。
性年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代男性では62.7%、20代女性では81.0%と、同世代間でギャップがあることがわかりました。(図17)

(図16)(図17)

アンケート結果:恋愛・結婚に関するシチュエーションについて


<結婚相手の親へのあいさつ>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は76.9%となりました。

性年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性では60代(89.2%)、女性では40代(82.1%)がそれぞれ最も高くなりました。(図18)

また、20代以上で、配偶者がいる人(415名)に、<夫婦喧嘩>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は57.1%となりました。

性年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合が最も高くなったのは40代女性(66.0%)、最も低くなったのは50代女性(45.1%)でした。(図19)

(図18)(図19)

アンケート結果:恋愛・結婚に関するシチュエーションについて


  • 「会議は対面が欠かせない」ビジネスパーソンの44%、「退職の申し出は対面が欠かせない」では61%
  • 「商談は対面が欠かせない」57%、「取引先への謝罪は対面が欠かせない」では77%

ビジネスパーソン(509名)に、会社・職場に関するシチュエーションについて、それぞれ対面が欠かせないと思うか聞きました。

<会議>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は44.2%となりました。オンラインでも問題なく会議を進めることができた経験から、必ずしも対面でなくてもよいと感じている人が多いのではないでしょうか。(図20)

<懇親会・歓送迎会>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は58.3%となりました。(図21)

<退職の申し出>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は60.5%となりました。退職を切り出すようなシチュエーションについては、対面で行ったほうがよいと考えている人が多いようです。(図22)

<商談>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は57.0%となりました。(図23)

また、<取引先への謝罪>は対面が欠かせないと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は77.2%となりました。過ちを詫びるようなシチュエーションについては、大半の人が対面でのコミュニケーションが大切だと考えていることがわかりました。(図24)

(図20)(図21)(図22)(図23)(図24)

アンケート結果:会社・職場に関するシチュエーションについて


  • 「緊急事態宣言下にテレワークをした」ビジネスパーソンの34%、関東エリアでは48%
  • テレワーク中のコミュニケーションで心がけていたこと 1位「はっきり話す」2位「雑音が入らないように」
  • テレワーク中のWeb会議で心がけていたこと 1位「適宜ミュートを使う」2位「話が長くならないように」

テレワークの際のコミュニケーションについて質問しました。


ビジネスパーソン(509名)に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言下、テレワークをしたか聞いたところ、「した」は34.4%、「しなかった」は65.6%となりました。

エリア別にみると、「した」と回答した人の割合は、関東(48.2%)が最も高く、中国・四国(15.8%)が最も低くなりました。(図25)

緊急事態宣言下、テレワークをした人(175名)に、テレワークの際のコミュニケーションで心がけていたことを聞きました。

<コミュニケーション全般>に関しては、「はっきり話す」(46.3%)が最も高くなりました。相手が聞き取りやすいような話し方をしていた人が多いようです。以降、「周囲の音が入らないようにする(雑音など)」(30.3%)、「結論から話す」(14.9%)が続きました。

男女別にみると、「はっきり話す」は女性では57.1%と、男性(40.2%)と比べて16.9ポイント高く、「結論から話す」は男性では18.8%と、女性(7.9%)と比べて10.9ポイント高くなりました。

<Web会議>に関しては、「適宜ミュートを使う」(21.7%)が最も高くなりました。自分以外の人が発言しているときに、発言の妨げにならないように意識していた人が多いようです。以降、「話が長くならないように注意する」(19.4%)、「映り込む背景に注意する」(16.6%)が続きました。(図26)

(図25)(図26)

アンケート結果:テレワークの際のコミュニケーションについて


  • テレワーカーのテレハラ・リモハラ実態
    「受けたことがある」5%、「受けたことはないが、他の人が受けているのを見聞きしたことがある」14%

プライベートへの過度な干渉や過度な監視、暴言、威圧的な言動など、受けている人を不快な気持ちにさせるような行為がテレワーク中にWebカメラやマイクを介して行われることを“テレワークハラスメント”や“リモートハラスメント”といい、話題となっています。このハラスメントはどのくらい発生しているのでしょうか。


緊急事態宣言下、テレワークをした人(175名)に、テレワークを行っている際に、“テレワークハラスメント”“リモートハラスメント”を受けたことがあるか聞いたところ、「受けたことがある」は5.1%、「受けたことはないが、他の人が受けているのを見聞きしたことがある」は14.3%、「受けたことはないし、他の人が受けているのを見聞きしたこともない」は80.6%でした。テレハラ・リモハラが発生しているケースは少なくないことがわかりました。

年代別にみると、「受けたことがある」と回答した人の割合は40代(11.1%)が最も高くなりました。(図27)

(図27)

アンケート結果:テレワーカーのテレハラ・リモハラについて


  • 「会議の完全オンライン化に賛成」ビジネスパーソンの79%、歓送迎会の完全オンライン化は?
  • 採用活動の完全オンライン化に対する賛否 「採用面接の完全オンライン化に賛成」57%

ビジネスパーソン(509名)に、自身が勤めている会社の仕事について、コミュニケーションの完全オンライン化を進めることに賛成か、反対かを聞きました。


まず、会社・職場に関するシチュエーションを挙げ、完全オンライン化を進めることにそれぞれ賛成か反対か聞いたところ、<朝礼>では、「賛成」は31.6%、「どちらかといえば賛成」は44.4%で、合計した『賛成(計)』は76.0%となりました。

そのほか、『賛成(計)』と回答した人の割合をみると、<研修>では68.0%、<会議>では78.6%、<社内プレゼン>では76.4%、<企画開発>では74.1%、<経費精算>では79.4%、<歓送迎会>では50.9%となりました。朝礼や会議といった定例の集まり、経費精算といった定型的な仕事については、完全オンライン化を進めることに前向きな人が多いようです。(図28)

(図28)

アンケート結果:コミュニケーションの完全オンライン化について


採用活動についても聞いたところ、『賛成(計)』と回答した人の割合は、<会社説明会>では71.5%、<採用面接>では57.2%となりました。コロナ禍により、オンラインで採用活動を行うケースが増えているなか、説明会や面接の完全オンライン化を前向きにとらえている人は多いことがわかりました。(図29)

また、取引先の人と関わるシーンを挙げ、完全オンライン化を進めることにそれぞれ賛成か反対か聞いたところ、『賛成(計)』と回答した人の割合は、<セールス>では61.7%、<名刺交換>では61.3%となりました。(図30)

営業職のビジネスパーソン(45名)についてみると、『賛成(計)』と回答した人の割合は、<セールス>では46.7%、<名刺交換>では51.1%と、ビジネスパーソン全体(それぞれ61.7%、61.3%)と比べて10ポイント以上低くなりました。自身の経験から、オンラインではなく対面でのやり取りのほうがコミュニケーションをうまく取りやすいと感じている人が多いのではないでしょうか。(図31)

(図29)(図30)(図31)

アンケート結果:コミュニケーションの完全オンライン化について


  • オンラインでのコミュニケーション力が高そうな有名人 1位「明石家さんまさん」2位「フワちゃん」
  • オフラインでのコミュニケーション力が高そうな有名人 1位「明石家さんまさん」2位「タモリさん」

最後に、オンラインやオフラインでのコミュニケーションをテーマに、イメージに合う有名人やアニメキャラについて質問しました。


全回答者(1,000名)に、オンラインでのコミュニケーション力が高そうな有名人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「フワちゃん」、3位「所ジョージさん」「小峠英二さん」となりました。(図32)

オフラインでのコミュニケーション力が高そうな有名人を聞いたところ、「明石家さんまさん」がダントツで、“オンラインでのコミュニケーション力が高そうな有名人”と合わせて二冠となりました。以降、2位「タモリさん」、3位「ビートたけしさん」が続きました。(図33)

(図32)(図33)

アンケート結果:イメージに合う有名人やアニメキャラについて


  • オンライン飲み会で会話をしたい有名人 1位「明石家さんまさん」2位「マツコ・デラックスさん」
  • オンライン飲み会で会話をしたいアニメキャラ 1位「ドラえもん」2位「江戸川コナン」
  • オンラインデートを楽しみたい有名人 男性回答1位「新垣結衣さん」、女性回答1位「佐藤健さん」

全回答者(1,000名)に、オンライン飲み会で会話をしたいと思う有名人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「マツコ・デラックスさん」、3位「タモリさん」「佐藤健さん」「指原莉乃さん」となりました。(図34)

オンライン飲み会で会話をしたいと思うアニメキャラを聞いたところ、1位「ドラえもん(ドラえもん)」、2位「江戸川コナン(名探偵コナン)」、3位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」「ルパン三世(ルパン三世)」となりました。(図35)

また、オンラインデートを楽しみたい有名人を聞いたところ、男性回答では1位「新垣結衣さん」、2位「本田翼さん」、3位「石原さとみさん」、女性回答では1位「佐藤健さん」、2位「斎藤工さん」、3位「横浜流星さん」となりました。(図36)

(図34)(図35)(図36)

アンケート結果:イメージに合う有名人やアニメキャラについて



注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

調査概要

調査タイトル
コミュニケーションに関する意識調査2020年版

調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
全国の15~69歳の男女

調査期間
2020年6月17日~6月19日

調査方法
インターネット調査

調査地域
全国

有効回答数
1,000サンプル
(内訳)

10代 20代 30代 40代 50代 60代 合計
男性 83s 83s 84s 83s 84s 83s 500s
女性 83s 84s 83s 84s 83s 83s 500s

調査協力会社
ネットエイジア株式会社

報道関係の皆さまへ

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申し上げます。

会社概要

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和54)年8月
所在地 :東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業

※調査結果のPDF版はこちらからダウンロードしてください。


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