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ニュースリリース(平成28年度)

社会人1年目と2年目の意識調査2016

2016年4月14日

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2016年3月27日~3月31日の5日間、この春就職する、または、就職してから1年経つ20~29歳の男女に対し、今年で3回目となる「社会人1年目と2年目の意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


調査結果 概要

アンケート調査結果

  • 社会人1年目にかかった費用の平均額 「身だしなみ」5万1千円、「自己投資」2万4千円、「プライベートな付き合い」には約19万円
  • 社会人1年目の平均貯蓄額は45万円、実家に入れた額は平均14万1千円

社会人になるとスーツやクツ、カバン、名刺入れなど、社会人としての身だしなみを整えるための出費が必要になります。また、学生時代とは違い、色々な付き合いも発生しますが、社会人1年目の1年間では、どのくらい支出があるのでしょうか。


社会人2年生(500名)に、まず、「身だしなみ(スーツ・化粧品など)」にかかった金額を聞いたところ、全体の平均額は50,636円となりました。社会人としての身だしなみを整えるためには、かなりの金額が必要になっているようです。 (図1)  


(図1)


次に、「自己投資(セミナー参加・書籍購入など)」にかかった金額を聞いたところ「0円」が32.8%で最も多いものの、全体の平均額は24,155円となりました。社会人1年目には自己投資までは手が回らなかったのか、自己投資への出費がゼロという人が3人に1人の割合でしたが、3人に2人は1年目から自己投資に関する出費が発生しているようです。 (図2)


(図2)


また、「プライベートな付き合い・交際」にかかった金額では、「5万円超~10万円」(20.4%)、「10万円超~20万円」(17.2%)、「20万円超」(22.0%)との回答が多く、全体の平均額は186,448円となりました。社会人になると何かとお付き合いも出てきますが、年間での平均支出額は、大卒初任給の平均と同じくらいの金額となりました。 (図3)

(図3)


それでは、社会人1年目には、どのくらいの貯蓄ができたのでしょうか。 社会人1年目の1年間で「貯蓄した金額」について聞いたところ、「1円~10万円」(24.8%)と「50万円超~100万円」(19.6%)のそれぞれに回答が集まり、平均額は450,142円となりました。1年目にしっかり貯蓄ができた人とあまりできなかった人とに分かれているようです。 (図4)

(図4)


また、「実家に入れた金額」では、「0円」が36.6%、「1円~10万円」が26.6%となり、平均額は141,262円となりました。 (図5)

(図5)

  • 自身の就活結果に満足している社会人1年生は8割!
  • 現在の仕事に満足している社会人2年生は6割強、女性では7割近くが満足!

次に、社会人1年生・2年生の仕事観を探るための質問を行いました。

まず、社会人1年生(500名)に、自身の就活の結果に対して、どの程度満足しているか聞いたところ、「非常に満足している」は28.4%、「どちらかといえば満足している」は51.2%で、それらを合計した『満足している(計)』は79.6%となりました。一方、「どちらかといえば満足していない」が15.2%、「全く満足していない」が5.2%で、合計した『満足していない(計)』は20.4%でした。自身の就活の結果に満足している社会人1年生が大多数のようです。 (図6)

それでは、満足している理由、満足していない理由にはどのようなことが挙げられているのでしょうか。

自身の就活の結果に対して満足している理由をみると、「希望の業界に就職できたから」(岡山県 男性)や「希望する職種に就けたから」(山口県 女性)といった自分の希望がかなったとの理由が多く挙げられました。また、「一流の大企業ではないが、地元の優良企業と言われる会社に就職することができたから」(大阪府 女性)や「6社内定をもらえた」(茨城県 男性)など、周囲から評判の良い会社に就職できたことや多くの会社から内定をもらえたといったような理由も挙げられました。

一方、満足していない理由をみると、「行きたい企業じゃないから」(滋賀県 女性)や「希望の職種ではない」(東京都 男性)のように希望がかなえられなかったという理由のほか、「力を出し切れなかった」(兵庫県 女性)や「もっとやれることがあったと思う」(東京都 男性)といった就活に対して不完全燃焼だったことが理由に挙げられました。


(図6)


次に、社会人2年生(500名)に、現在の仕事に対して、どの程度満足しているか聞いたところ、「非常に満足している」16.8%と「どちらかといえば満足している」46.0%を合計した『満足している(計)』は62.8%となり、「どちらかといえば満足していない」23.0%と「全く満足していない」14.2%を合計した『満足していない(計)』は37.2%になりました。現在の仕事に満足している人のほうが、満足していない人より多いようです。

男女別にみると、『満足している(計)』は、男性では58.4%、女性では67.2%となり、女性のほうが満足している人の割合が高い結果となりました。 (図7)

現在の仕事に満足している理由をみると、「やりがいのある仕事だから」(新潟県 女性)、「楽しく仕事ができているから」(茨城県 男性)、「自分の得意を活かせているから」(愛知県 男性)といった仕事が充実していることを理由に挙げる人が多くなりました。

一方、満足していない理由をみると、「給料が安い」(兵庫県 女性)や「勤務時間が長い」(愛知県 女性)といった労働条件に対する不満のほか、「人間関係がうまくいってない」(東京都 男性)や「上司が苦手」(大阪府 女性)といった人間関係に対する不満が挙げられました。また、「やりたい仕事じゃなかった」(千葉県 男性)や「希望の仕事ではなかったから」(東京都 男性)など、自分の希望とのアンマッチが理由になっているケースもみられました。


(図7)


  • 社会人1年生「最初に入った会社で定年まで働きたい」3割
  • 社会人2年生の実感「既に辞めたい」2割
  • 社会人1・2年生に人気の部署は「営業部・販売部」「生産部・製造部」「総務部」

自身の就活結果に満足している社会人1年生が大多数でしたが、最初に就職した会社でどのくらい働きたいと考えられているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、最初に就職した会社でどのくらいの期間働きたいと思うか聞いたところ、「定年まで働きたい」は社会人1年生では30.0%でしたが、社会人2年生では14.4%と社会人1年生の半分程度の割合となり、「既に辞めたい」は社会人1年生の5.6%に対して、社会人2年生では21.4%になりました。実際に1年間働いてみると、疑問や悩みが生じ、転職を考えるようになる人がいるのかもしれません。 (図8)


(図8)



就活に対する満足度や現在の仕事に対する満足度の理由では、自分のやりたい仕事に就けている、または、就けていないといったことが挙げられていましたが、社会人1・2年生はどのような仕事に関わりたいと考えているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、現在、どの部署に配属されたいと思っているか聞いたところ、「営業部・販売部」が最も多く21.0%、次いで、「生産部・製造部」が10.9%、「総務部」が8.9%で続きました。

男女別にみると、男女とも「営業部・販売部」(男性21.6%、女性20.4%)が最も多くなりましたが、2位以降では違いがみられ、男性では「生産部・製造部」が14.4%で2位、「システム部」が9.6%で3位となり、女性では「総務部」が11.8%で2位、「人事部」が8.2%で3位になりました。総務部や人事部といった管理系の部門は女性に人気があるようです。 (図9)


それぞれの部署を希望する理由はどのようになっているのでしょうか。

人気が最も高かった「営業部・販売部」では、「お客さまと対面する機会が多そうだから」(社会人2年生 女性)や「いろんな人に出会えるから」(社会人1年生 女性)といった多くの人と出会えるということや、「顧客と最も近い距離で仕事に携わることができると思うから」(社会人1年生 男性)といった顧客との距離感、「コミュニケーション能力をあげたいから」(社会人1年生 女性)、「自分のトーク力をためしてみたい」(社会人2年生 男性)といったスキルアップしたい能力や試してみたい能力と業務が一致していることが挙げられました。

また、「生産部・製造部」では、「ものづくりが好きだから」(社会人1年生 男性)といった理由が多く挙げられ、「総務部」では、「いろいろな仕事が経験できるから」(社会人1年生 女性)といった業務の幅広さや、「裏から支える事に向いていると感じているから」(社会人1年生 女性)といった縁の下の力持ちというポジションであることが理由に挙げられました。


(図9)



  • 社会人1・2年生にとって仕事とは? 「お金を得る手段」が半数
  • 男性では「自己実現」や「生きがい」が年々増加傾向

そして、全回答者(1,000名)に対し、自身にとって仕事とは何か、最もあてはまるものを聞いたところ、「お金を得る手段」が49.0%と半数近くとなり、「自己実現」(16.2%)、「生きがい」(14.8%)、「社会貢献」(14.0%)がそれぞれ1割半で続きました。仕事は“お金を得る手段”と割り切っている社会人1年生・2年生が多いようです。

しかし、過去の調査結果を合わせてみると、「お金を得る手段」は2014年57.6%、2015年55.4%、2016年(今年)49.0%と年々下降しています。また、男性では「自己実現」の割合が2014年では10.9%でしたが、2015年18.2%、2016年(今年)20.2%と年々上昇し、今年は2年前の調査結果の2倍近い割合になりました。また、「生きがい」も、2014年と2015年では10.2%でしたが、今年は16.8%となり、若干の上昇傾向がみられました。社会人1年生・2年生の仕事観は、男性を中心に少しずつ変化しているようです。 (図10)


(図10)経年調査



  • 「スマホやタブレットでメモ」は肯定派と否定派が拮抗
  • 「遅刻・欠勤連絡をメールやLINEで」肯定派は3人に1人
  • 「ギリギリ出勤」や「ダラダラ残業」は否定派が多数
  • 「度重なるタバコ休憩」は8割がナシと回答

新社会人は、仕事でのスマホ活用や残業、タバコ休憩などについて、どのような感覚を持っているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に聞いたところ、「メモをスマホやタブレットでとる」ではアリ55.9%、ナシ44.1%、「遅刻・欠勤連絡をメールやLINEでする」ではアリ33.0%、ナシ67.0%となりました。これらのような活用法の是非については、職種や職場の決まりごと、風土によって左右される面もあるかと思いますが、社会人1年生・2年生の意識としては、ノート・メモ帳の代わりにスマホ・タブレットを活用することについては肯定派と否定派が拮抗しており、遅刻・欠勤連絡をメール・LINEですることについては否定派が多数のようです。 (図11)


(図11)


次に、出勤や退勤の時間について聞いたところ、「始業時刻ギリギリ(1~2分前)に出勤している」ではアリ32.8%、ナシ67.2%、「必要もないのに残業している」ではアリ15.1%、ナシ84.9%となりました。“ギリギリ出勤”や“ダラダラ残業”に対しては、否定的な意見を持っている社会人1年生・2年生が多数となりました。 (図12)

(図12)


また、休憩や休暇について聞いたところ、「所定の休憩時間外に何度もタバコを吸いに行く」ではアリ20.6%、ナシ79.4%と、所定の休憩時間外の度重なるタバコ休憩に対しては否定派が多数となり、「有給を付与年度内に(ほぼ)全て消化する」ではアリ81.5%、ナシ18.5%と、有給の全消化に関しては肯定派が多数となりました。 (図13)

(図13)

  • 社会人2年生がこれまでにした失敗は?
  • 1位「先輩・上司にタメ口」 2位「保留ボタンを押し忘れて電話を切る」

社会人1年目では、先輩からみれば小さな失敗でも、大失敗をしてしまったと感じてしまうものですが、社会人2年生は1年目にどのような失敗をしてきているのでしょうか。

社会人2年生(500名)に、社会人になってから、これまでに経験したことのある失敗を聞いたところ、最も多かったのは「先輩や上司に間違ってタメ口」で20.6%、僅差で「保留ボタンを押し忘れて電話を切る」20.4%、「先輩や上司の名前を間違える」18.0%が続きました。先輩・上司との会話での失敗や電話対応での失敗をする人が多いようです。また、「飲み過ぎて記憶が飛ぶ」7.6%や「酔い潰れて先輩や同僚に介抱される」6.0%、「酔っ払って先輩や上司に絡む」4.4%といったお酒の席での失敗をしている人もみられました。職場とは違う雰囲気でお酒の力も加わり、つい羽目をはずしてしまう人がいるのかもしれません。 (図14)


(図14)


  • 社会人1・2年生が“この人についていこう!”と思うセリフ ランキング
  • 3位「助かってるよ」、2位「責任は私がとる」、そして最も心を惹きつけられるセリフとは?

全回答者(1,000名)に対し、先輩社会人に言われたら、“この人についていこう!”と思うセリフは何か聞いたところ、1位「君の頑張りはちゃんと見てるよ」(36.5%)、2位「責任は私がとるよ」(26.6%)、3位「君のおかげで助かってるよ」(26.0%)、4位「君たちが働きやすい環境を作るのが私の仕事だ」(22.6%)、5位「君と働いていると楽しいよ」(20.6%)となりました。自分の仕事ぶりをしっかりと見てくれている先輩社員や、自分たちが働きやすいようにしてくれる先輩社員についていきたいと思う社会人1年生・2年生が多いようです。 (図15)


(図15)



  • 社会人1・2年生の社内恋愛に対する考え 相手とは「違う部署がいい」7割強、相手の評判・予定がわかることは「都合がいい」5割半 社内恋愛をしたら公表する?しない? 「隠したい」が7割強

最近では、社内恋愛を推奨している企業もありますが、どのような形の職場恋愛がいいと思われているのでしょうか。全回答者(1,000名)に対し、職場恋愛をするとしたらと仮定し、相手の部署やアプローチ方法、職場の人への公表などについて聞きました。

まず、部署については、「同じほうがいい」が28.0%(「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」の合計、以下同様)、「違うほうがいい」が72.0%と、相手とは違う部署が望ましいと思う人が多くなりました。

次に、アプローチ方法についてみると、「仕事中のコミュニケーションを増やす」が32.2%、「オフタイムでのコミュニケーションを増やす」が67.8%となりました。異なる部署の相手を望む人が多かったこともあり、仕事中にアプローチするよりもオフタイムにアプローチするという人が多数派となりました。

社内恋愛をしていると、相手の評判や予定が聞こえてくることも考えられますが、職場での相手の評判やスケジュールがわかることについては、「都合がいい」が54.4%、「気まずい」が45.6%と、好都合と考える人が半数以上であることがわかりました。

また、職場恋愛を始める時については、「別れた時のことを気にする」が68.4%、「別れた時のことは考えない」が31.6%となりました。別れてしまった際の気まずさが気になる人が多いようです。

そして、職場の人への公表については、「隠したい」が72.3%、「隠したいと思わない」が27.7%となりました。社内恋愛を推奨する企業が増えてきているとはいえ、周囲に公表することについては慎重な人が多いようです。 (図16)


(図16)



調査概要

調査タイトル
社会人1年目と2年目の意識調査2016

調査対象
ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする この春就職する、または、就職してから1年経つ20~29歳の男女

調査期間
2016年3月27日~3月31日

調査方法
インターネット調査

調査地域
全国

有効回答数
1,000サンプル(有効回答から社会人1年目と2年目を均等に抽出)
(内訳)この春就職する社会人1年生500名(男性250名・女性250名) 就職してから1年経つ社会人2年生500名(男性250名・女性250名)

調査協力会社
ネットエイジア株式会社

報道関係の皆さまへ

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申し上げます。

会社概要

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和54)年8月
所在地 :東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル東館 3階
業務内容 :生命保険業



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