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ニュースリリース(平成29年度)

47都道府県別 生活意識調査2018(生活・家族編)

2018年2月1日

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2017年11月7日~11月15日の9日間、全国の20歳~59歳の男女に対し、今年で3回目となる「47都道府県別 生活意識調査」をインターネットリサーチで実施しました。4,700名(各都道府県100名)の有効サンプルの集計結果のうち、今回は「生活・家族」に関する集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


調査結果 概要

アンケート調査結果

【47都道府県 自慢ポイント】

  • 暮らしやすさ自慢No.1 「福岡県」が3連覇
  • 食べ物の美味しさ自慢 1位「山形県」、お酒の美味しさ自慢 1位「新潟県」

全国の20歳~59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に、現在住んでいる都道府県について、自慢できることは何かを聞き、自慢できると回答した割合の高さで各項目の都道府県ランキングを算出しました。

まず、【暮らしやすさ自慢】のランキングをみると、1位「福岡県」(53.0%)、2位「沖縄県」(45.0%)、3位「静岡県」(43.0%)となりました。福岡県は2015年の調査から常に1位で、福岡県民の“暮らしやすさ自慢”は揺るぎないものになっているようです。また、2位の沖縄県は、前回(2016年)調査の12位から大幅なランクアップとなりました。 (図1)

次に、グルメ自慢や生活環境自慢で都道府県ランキングを算出しました。
グルメについてみていくと、【食べ物の美味しさ自慢】では、1位「山形県」(64.0%)、2位「富山県」(53.0%)、3位「石川県」(52.0%)と、トップ3のうち2県が北陸地方の県となりました。また、【お酒の美味しさ自慢】では、1位「新潟県」(44.0%)、2位「秋田県」(39.0%)、3位「高知県」(36.0%)となり、日本酒の有名銘柄が多い新潟県がトップでした。 (図2)(図3)

(図1)(図2)(図3)



  • 郷土料理自慢 山形県1位「いも煮」 富山県1位「ます寿司」 石川県1位「治部煮」

それでは、食べ物自慢で上位になった県には、どのような郷土料理があるのでしょうか。
山形県民(100名)に、他県に誇れる郷土料理を聞いたところ、最も多かった回答は「いも煮」(67.0%)でした。サトイモを使った鍋料理で、地域住民が集まって“いも煮会”を催す伝統行事もあります。こうした習慣も含めて、山形県民の心の拠り所となっているのかもしれません。 (図4)

富山県と石川県についても県民自慢の郷土料理をみると、富山県では、「ます寿司」(36.0%)が最多回答でした。塩漬けし味を付けたサクラマスを押し寿司にしたもので、駅弁でも親しまれています。ほかに、「寒ぶり」(10.0%)や「ほたるいか」(5.0%)、「白えび」(4.0%)、「ブラックラーメン」「かぶら寿司」(同率2.0%)なども挙げられました。また、石川県では、「治部煮」(32.0%)が最多回答でした。鴨肉や、金沢特産のすだれ麩を使った、とろみのある汁物で、金沢市の郷土料理です。そのほか、「かぶら寿司」「かに」(同率4.0%)、「とり野菜」「金沢カレー」(同率3.0%)などが挙げられていました。(図5)(図6)

(図4)(図5)(図6)



  • 子育てのしやすさ自慢 1位「福井県」2位「鳥取県」3位「滋賀県」、西高東低の傾向
  • 医療機関の充実度自慢 1位「岡山県」と「福岡県」、地元企業の景気の良さ自慢 1位「愛知県」

暮らしやすさに直結する、生活環境についてはどうでしょうか。
【治安の良さ自慢】をみると、1位「山形県」(46.0%)、2位「島根県」(40.0%)、3位「福井県」「鳥取県」(同率38.0%)という結果でした。
また、【子育てしやすさ自慢】では、1位「福井県」(27.0%)、2位「鳥取県」(22.0%)、3位「滋賀県」(20.0%)となりました。また、トップ10には西日本の県が多くランクインしました。子育てのしやすさには西高東低の傾向があるようです。 (図7)(図8)

次に、【医療機関の充実度自慢】では、1位「岡山県」「福岡県」(同率19.0%)、3位「京都府」(18.0%)となり、【地元企業の景気の良さ自慢】では、1位「愛知県」(26.0%)が圧倒的でした。以下、2位「静岡県」(10.0%)、3位「京都府」(9.0%)と続きました。 (図9)(図10)


(図7)(図8)(図9)(図10)



  • 歴史的・文化的な名所の多さ自慢 1位「京都府」2位「奈良県」3位「島根県」
  • スポーツの盛んさ自慢 1位「広島県」、教育水準の高さ自慢 1位「福井県」2位「秋田県」と「富山県」

文化、教育、スポーツに関連した項目をみていくと、【歴史的・文化的な名所の多さ自慢】では、1位「京都府」(64.0%)、2位「奈良県」(51.0%)、3位「島根県」(39.0%)が上位となりました。貴重な歴史的建造物や文化財は住民の誇りとなっているようです。
また、【名産品の多さ自慢】では1位「京都府」(29.0%)、2位「鹿児島県」(26.0%)、3位「北海道」「山形県」「長崎県」(同率25.0%)となりました。これらの地域の名産品を、一つは知っている人が多いのではないでしょうか。 (図11)(図12)

  【スポーツの盛んさ自慢】では、1位「広島県」(39.0%)、2位「静岡県」(20.0%)、3位「宮崎県」(18.0%)となりました。野球やサッカーなど、スポーツで熱く盛り上がる県民性がうかがえます。
【教育水準の高さ自慢】では、1位「福井県」(27.0%)、2位「秋田県」「富山県」(同率21.0%)と、文部科学省の全国学力テストのランキングで名前が挙がる県が上位となりました。 (図13)(図14)

(図11)(図12)(図13)(図14)


  • 真面目な人の多さ自慢 「富山県」が2連覇、2位は「石川県」と「鳥取県」
  • 優しい人の多さ自慢 1位は「宮崎県」と「沖縄県」、癒されたいなら南国へ?
  • 美男美女の多さ自慢 1位「福岡県」2位「秋田県」3位「熊本県」4位「沖縄県」5位「高知県」
  • 方言がカワイイ自慢 1位「京都府」と「福岡県」、京都は2連覇達成、3位に「高知県」

自分と同じ出身地の人に出会うと、親近感を感じる人も多いかもしれません。住民が自認している、その地域特有の県民性はあるのでしょうか。
【真面目な人の多さ自慢】をみると、1位「富山県」(24.0%)、2位「石川県」「鳥取県」(同率18.0%)と、日本海側の3県が上位になりました。富山県の真面目な人の多さ自慢1位は2調査連続です。また、【優しい人の多さ自慢】では、1位「宮崎県」「沖縄県」(同率29.0%)、3位「静岡県」「鹿児島県」(同率22.0%)という結果となりました。 (図15)(図16)

【美男美女の多さ自慢】については、1位「福岡県」(19.0%)、2位「秋田県」(17.0%)、3位「熊本県」(10.0%)、4位「沖縄県」(8.0%)、5位「高知県」(7.0%)という結果で、“博多美人”、“秋田美人”といった言葉がある2県が上位になっています。そして、【方言がカワイイ自慢】は、1位「京都府」「福岡県」(同率20.0%)、3位「高知県」(19.0%)となりました。「京都府」は前回調査に続いて2調査連続で1位、「福岡県」は2年連続の2位からランクアップしました。(図17)(図18)



(図15)(図16)(図17)(図18)

  • 出身地に有名人がいる自慢 1位「長崎県」2位「沖縄県」3位「広島県」
  • 県民が誇れる芸能人ランキング 長崎県民が誇れる芸能人 1位「福山雅治さん」
    沖縄県では1位「安室奈美恵さん」、広島県では「有吉弘行さん」と「綾瀬はるかさん」が1位

続いて、【出身者に有名人がいる自慢】をみると、1位「長崎県」(32.0%)、2位「沖縄県」(31.0%)、3位「広島県」(24.0%)という結果になりました。 (図19)

それぞれの県民が誇りに思っている郷土出身の芸能人を聞くと、長崎県民(100名)では「福山雅治さん」(46.0%)が最も多くなりました。歌にドラマに映画にラジオにと、多彩に活躍する福山さんは、長崎県民の誇りとなっているようです。また、「さだまさしさん」(12.0%)を挙げる人も少なくありませんでした。
沖縄県民(100名)の回答では、「安室奈美恵さん」(53.0%)がダントツでした。2018年9月での引退を発表した安室さんですが、沖縄県が生んだ大スターとして、いつまでも県民の心に残る存在ではないでしょうか。そのほか、「具志堅用高さん」(11.0%)、「新垣結衣さん」(9.0%)なども挙げられました。
広島県民(100名)の回答をみると、「有吉弘行さん」「綾瀬はるかさん」(同率16.0%)が1位となりました。今やレギュラー番組多数を誇る有吉さんと、ドラマでの演技や、ほんわかした雰囲気が魅力的な綾瀬さんに、広島県民の支持が集まりました。 (図20)(図21)(図22)


(図19)(図20)(図21)(図22)

【47都道府県の総合的なイメージ】

  • 総合的に魅力的だと思う 1位「北海道」2位「東京都」3位「京都府」
  • PR上手だと思う 1位「北海道」2位「東京都」3位「京都府」
  • PR下手だと思う 1位「茨城県」2位「島根県」3位「群馬県」4位「青森県」「栃木県」

全回答者(4,700名)に、都道府県のイメージについて様々な質問を行い、ランキングを算出しました。

【総合的に魅力的だと思う都道府県】の1位は「北海道」(21.7%)となり、2位は「東京都」(17.1%)、3位が「京都府」(10.3%)となりました。5人に1人が挙げた北海道は、雄大な自然や、海の幸、農産物など豊富なグルメが広く知られ、首都の東京、世界的な観光地の京都を上まわる人気となりました。 (図23)

また、【PR上手だと思う都道府県】では、1位「北海道」(13.5%)、2位「東京都」(11.3%)、3位「京都府」(8.6%)となり、トップ3の都道府県は【総合的に魅力的だと思う】ランキングと同じでした。地域の魅力がしっかりとPRできていることのあらわれかもしれません。また、4位にはマスコットキャラクターが全国的に人気の「熊本県」(6.7%)が、5位には「大阪府」(3.8%)がランクインしています。
逆に、【PR下手だと思う都道府県】ランキングでは、1位は「茨城県」(10.5%)、2位「島根県」(4.4%)、3位「群馬県」(3.8%)となりました。また、4位は「青森県」「栃木県」(同率3.4%)で、北関東の3県がそろってトップ5入りしました。 (図24)(図25)


(図23)(図24)(図25)



  • 観光大使になって地元をPRしてほしい有名人 1位は「マツコ・デラックスさん」
  • 観光大使になったら影響力が大きそう 1位「明石家さんまさん」

都道府県の観光PRのために、有名人が「観光大使」に任命されることがあります。
そこで、全回答者(4,700名)に、自分が住んでいる地域の“観光大使”になってほしいと思う有名人を、自由回答形式で聞いたところ、1位「マツコ・デラックスさん」(69人)、2位「明石家さんまさん」(63人)、3位「福山雅治さん」(44人)となりました。1位のマツコ・デラックスさんを選んだ理由としては「発言に説得力があり、影響力が大きいから」「適切に評価、表現してくれそうだから」などのコメントがあり、説得力のある説明や適切な評価による広報力に期待を寄せる声が多いようです。 (図26)

また、地方を応援する観光大使になったら、影響力が大きそうだと思う有名人を、自由回答形式で聞いたところ、1位「明石家さんまさん」(198人)、2位「マツコ・デラックスさん」(172人)、3位「タモリさん」(110人)となりました。1位の明石家さんまさんを選んだ理由としては「面白おかしく魅力などを伝えてくれそう」「すべての年代の人が認知しているから」などのコメントがあり、トークの面白さや、世代を超えた知名度の高さから選ばれたようです。(図27)

(図26)(図27)




【47都道府県 方言ランキング】

  • 情熱的な方言は大阪弁、憧れるのは京都弁 上品な京言葉は、癒される方言でも1位
  • 告白やプロポーズに向いている方言 2位に博多弁、3位に京都弁

【方言がカワイイ自慢】では、「京都府」「福岡県」(同率20.0%)が1位になりましたが、全回答者(4,700名)に、方言や話し方について様々な質問を行い、各項目における都道府県ランキングを算出しました。
【情熱的な方言や話し方】では、「大阪府」(22.5%)が1位でした。笑いの要素満載でテンポのいい会話が特徴の“大阪弁”は情熱的と感じる人が多いようです。2位は語尾に「~たい」「~ばい」などがつく“博多弁”に代表される「福岡県」(8.2%)でした。 【憧れる方言や話し方】では、「京都府」(26.0%)がダントツの1位となりました。 “京言葉”の上品な雰囲気や、ゆったりとした話し方に、多くの人が憧れるようです。 (図28)(図29)

【癒される方言や話し方】では、1位は「京都府」(22.4%)、2位は「福岡県」(8.8%)となり、【方言がカワイイ自慢】の上位2府県がランクインしました。
そして、【告白やプロポーズに向いている方言や話し方】では、1位「東京都」(11.7%)、2位「福岡県」(9.6%)、3位「京都府」(9.4%)という結果になりました。「東京都」の話し方は、真剣な想いを伝え、映画やドラマのワンシーンのように、バッチリきめるイメージがある人が多いのかもしれません。 (図30)(図31)


(図28)(図29)(図30)(図31)


【47都道府県の県民イメージ】

  • 母親好きな男性が多そう「北海道」、父親好きな女性が多そう「東京都」が1位
  • 宴会好きな男性が多そうなのは「沖縄県」、お祭り好きな女性が多そうなのは「大阪府」

次に、全回答者(4,700名)に、都道府県の“県民イメージ”に関して、様々な質問を行いました。

【母親を好きな男性が多いと思う都道府県】では、1位「北海道」(7.6%)、2位「東京都」(6.8%)、3位「青森県」(4.2%)となりました。また、【父親を好きな女性が多いと思う都道府県】では、1位「東京都」(5.8%)、2位「北海道」(5.6%)、3位「秋田県」(3.6%)となり、どちらも、北海道と東京都が1位、2位を占めました。 (図32)(図33)

【宴会好きな男性が多いと思う都道府県】では、1位「沖縄県」(14.1%)、2位「大阪府」(13.5%)、3位「東京都」(6.9%)という結果になりました。1位の沖縄県では、宴席で集まった人々が三線の演奏に合わせて“カチャーシー”を踊る習慣もあり、宴会好きの男性が多いイメージが強いのかもしれません。
【お祭り好きな女性が多いと思う都道府県】の1位は「大阪府」(17.8%)でした。大阪三大夏祭りや、岸和田だんじり祭りなどで有名な大阪府は、女性が“お祭り好き”なイメージも強いようです。2位は“よさこい祭り”が有名な「高知県」(4.9%)、3位は、下町を中心に伝統的な祭礼が多い「東京都」(4.8%)でした。 (図34)(図35)


(図32)(図33)(図34)(図35)


【47都道府県 健康意識ランキング】

  • 健康状態の自己評価が高い県 1位「長野県」2位「福岡県」3位「京都府」
  • “ストレスフリー”で自己評価が高い県 1位「愛媛県」2位「長野県」3位「三重県」

各都道府県民の健康意識を探るため、全回答者(4,700名)に、現在の自分の健康状態を100点満点で自己採点してもらいました(100点:非常に健康~0点:非常に不健康 として採点)。その結果、全国平均は61.0点となりました。
各都道府県の平均点をもとにランキングを算出すると、1位「長野県」(65.9点)、2位「福岡県」(63.5点)、3位「京都府」(63.4点)となりました。1位の長野県は、男女そろって長寿で有名ですが、本調査でも長野県民の健康度が高い結果となりました。

また、全回答者(4,700名)に、日頃、どのくらいストレスを抱えているかについても、100点満点で自己採点してもらいました(100点:全くストレスがない~0点:非常にストレスを抱えている として採点)。その結果、全国平均は51.7点となり、健康状態についての平均点より、9.3ポイント低くなりました。体の健康以上に、心の健康に不安を持っている人が少なくないようです。
各都道府県の平均点をもとにランキングを算出すると、1位「愛媛県」(56.8点)、2位「長野県」(56.7点)、3位「三重県」(55.6点)となりました。2位の長野県は、健康状態の自己評価で1位となっており、心身ともに健康な人が多いといえそうです。 (図36)(図37)


(図36)(図37)


  • 健康状態の自己評価がトップだった長野県民の健康の秘訣は?
    「運動・スポーツをするようにしている人」の割合が全国平均より高い傾向

全回答者(4,700名)に、健康でいるために気を付けていることを聞いたところ、最も多かった回答は「野菜を食べるようにしている」(37.3%)で、以降、「しっかり睡眠をとるようにしている」(31.3%)、「楽しみを持つようにしている」(28.6%)、「朝食を欠かさず食べるようにしている」(28.1%)と続きました。健康のために、野菜を食べることが重要と考えている人が多いようです。 (図38)

健康状態の自己採点で1位、ストレス状態の自己評価で2位だった「長野県」の結果をみると、「野菜を食べるようにしている」(39.0%)が最も多く、「しっかり睡眠をとるようにしている」(30.0%)、「楽しみを持つようにしている」(29.0%)が続き、上位3項目は全国の結果と大きな違いはみられませんでしたが、4位は「運動・スポーツをするようにしている」(25.0%)となりました。「運動・スポーツをするようにしている」は、全国の結果(19.8%)と比べて5.2ポイント高くなっていました。長野県民の健康の秘訣は、運動・スポーツなど、体を動かすように心がけていることにあるのかもしれません。 (図39)


(図38)(図39)


【47都道府県 恋愛・家族観】

  • 自分から告白する女性が多いのは「山梨県」、告白されるのを待つ男性が多いのは「大分県」
  • 恋愛相手の年齢 “年上好き”男性が多いのは「茨城県」、“年下好き”女性が多いのは「山梨県」

各都道府県民の恋愛事情を探るため、全回答者(4,700名)に、恋愛に関する内容について、2つの選択肢を提示し、どちらかの選択肢に対する同意率(「非常に近い」と「やや近い」の合計)の高さで、都道府県ランキングを算出しました。

まず、“告白”について聞いたところ、全国の結果では、男性は【自分から告白するほう】が36.9%、【待つほう】が29.6%となり、女性は【自分から告白するほう】が19.4%、【待つほう】が54.1%でした。男性は自分から、女性は待つ人が多い結果となりました。
都道府県別にみると、【自分から告白する男性】の割合が最も高かったのは「埼玉県」(50.0%)、【待つ男性】の割合が最も高かったのは「大分県」(44.0%)でした。
また、【自分から告白する女性】の割合が最も高かったのは「山梨県」(34.0%)で、2位には「茨城県」「群馬県」「埼玉県」「東京都」「兵庫県」が並びました。関東地方に自分から告白するという積極的な女性が多いようです。 (図40)

次に、“恋愛相手の年の差”について聞いたところ、全国の結果では、男性は【年上が好き】は19.2%、【年下が好き】は33.7%となり、女性は【年上が好き】は47.3%、【年下が好き】は8.7%となりました。
都道府県別にみると、【年上が好きな男性】の割合が最も高かったのは「茨城県」(42.0%)で、4割以上の人が年上好きと回答しました。2位は「滋賀県」(34.0%)、3位は「福井県」(32.0%)でした。一方、【年下が好きな男性】の割合が最も高かったのは「山梨県」(54.0%)で半数以上の人が年下好きという結果になりました。
また、【年上が好きな女性】の割合が最も高かったのは「岡山県」(66.0%)、【年下が好きな女性】の割合が最も高かったのは「山梨県」(18.0%)でした。福井県は、男女とも年上好きで3位になり、山梨県においては、男女とも年下好きで1位となりました。福井県と山梨県は、県内での恋愛より、他県の人との恋愛のほうが上手くいくのかもしれません。 (図41)


(図40)(図41)


  • 恋愛中は相手に甘える?甘えてほしい?
    甘えたい派が多いのは「栃木県」「佐賀県」、甘えてほしい派が多いのは「埼玉県」
  • 新潟県には面食いが多い? 恋愛の重視点 外見重視の「新潟県」、内面重視の「徳島県」
  • 交際後は? 相手色に染まるのは「愛媛県」、自分色に染まってほしいのは「福島県」と「愛知県」

続いて、相手との関係や相手に求めること、付き合った後の様子について聞きました。

まず、相手との関係についてみると、全国では、【自分が相手に甘えたい】41.1%、【相手が自分に甘えてほしい】14.2%で、甘えたい派が優勢でした。
都道府県別にみると、最も甘えたい派が多かったのは「栃木県」「佐賀県」(同率52.0%)で、甘えてほしい派が多かったのは、「埼玉県」(22.0%)でした。 (図42)

次に、恋愛相手に求めるのは内面、外見のどちらかについてみると、全国では、【内面の良さ】51.2%、【外見の良さ】12.2%と、内面の良さを重視する人が半数以上でした。
都道府県別にみると、【内面の良さ】を求める人が多かったのは「徳島県」(64.0%)で、2位は「宮崎県」(60.0%)でした。一方、【外見の良さ】を求める人が多かったのは「新潟県」(20.0%)で、2位は「滋賀県」(19.0%)でした。新潟県民には、やや面食いな人が多いのかもしれません。 (図43)

そして、付き合った後の様子についてみると、全国の結果は、【相手に合わせる】が39.6%、【相手が(自分に)合わせてほしい】が17.1%と、相手に合わせるという人が多く、グイグイ引っ張っていくタイプは少数派でした。
都道府県別にみると、【相手に合わせる】人が多かったのは、「愛媛県」(49.0%)で、2位「山形県」と「徳島県」(同率48.0%)、一方、【相手に合わせてほしい】人が多かったのは「福島県」と「愛知県」(同率25.0%)で、3位「福岡県」(24.0%)となりました。 (図44)

(図42)(図43)(図44)



  • “仲良し家族の多さ”1位は「宮崎県」、仲良し家族は西日本に多い傾向
  • “家族を大切にしたい”1位は「秋田県」、“親の老後は家族が支えるべき”1位「愛知県」

各都道府県民の家族事情を探るため、全回答者(4,700名)に、自分の家族についての状況や考えを提示し、その同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)の高さで、各項目における都道府県ランキングを算出しました。
まず、【家族の仲がいい】では、1位「宮崎県」(68.0%)、2位「滋賀県」「鹿児島県」(同率64.0%)となりました。そのほか、トップ10に入ったのは近畿から九州にかけての西日本が多く、東日本では「神奈川県」(60.0%)が唯一ランクインしました。“仲良し家族”の多さには、西高東低の傾向があるようです。
また、【友達親子である】では、「栃木県」「千葉県」「山梨県」「佐賀県」の4県が同率(36.0%)で1位でした。 (図45)(図46)

次に、【家族を大切にしたい】では、1位「秋田県」(75.0%)、2位「石川県」「広島県」「宮崎県」「沖縄県」(同率74.0%)となり、【親の老後は家族が支えるべきだと思う】では、1位「愛知県」(60.0%)、2位「熊本県」(59.0%)、3位「沖縄県」(58.0%)となりました。 (図47)(図48)


(図45)(図46)(図47)(図48)


  • “ケンカで勝つのは妻”かかあ天下No.1 今年は「香川県」
  • “財布の紐”“教育の主導権”を妻が握る家庭が多いのは「和歌山県」

各都道府県民の夫婦関係の特徴を探るため、全回答者(4,700名)に、夫婦関係についての質問(※)を行いました。
※未婚の人には、自分の父親(=夫)と母親(=妻)がどうだったか聴取

まず、夫婦の力関係についてみると、全国の結果では、【ケンカで勝つことが多い】【財布の紐を握っている】【教育について主導権を握っている】の3項目はいずれも、「妻」のほうが高い割合となっていました。
都道府県別にみると、【妻がケンカで勝つことが多い】のは、1位「香川県」(43.0%)、2位「宮城県」「群馬県」「高知県」(40.0%)、5位「徳島県」(39.0%)でした。これらの県には“かかあ天下”の家庭が多いといえそうです。上位5位以内には、香川県、高知県、徳島県といった四国の県が3県もランクインしていました。一方、【夫がケンカで勝つことが多い】のは、1位「愛媛県」(25.0%)、2位「栃木県」と「大分県」(同率24.0%)となりました。かかあ天下の家庭が多い様子がうかがえた四国でしたが、愛媛県は他の3県とは異なる傾向にあるようです。 (図49)

次に、【妻が財布の紐を握っている】では、1位「和歌山県」「広島県」(同率61.0%)、3位「鹿児島県」(58.0%)となり、【夫が財布の紐を握っている】では、1位「埼玉県」(27.0%)、2位「長野県」(25.0%)、3位「愛知県」(23.0%)となりました。 (図50)

そして、【妻が教育について主導権を握っている】では、1位「和歌山県」(55.0%)、2位「宮城県」(51.0%)、3位「福井県」(50.0%)でした。一方、【夫が教育について主導権を握っている】では、1位は「栃木県」と「愛媛県」(同率18.0%)でした。 (図51)



(図49)(図50)(図51)


  • 家事メン率 1位「高知県」2位「神奈川県」3位「茨城県」
  • イクメン率のトップは「鹿児島県」、2位「岐阜県」3位「群馬県」

【夫もよく家事に参加している】では、1位「高知県」(44.0%)、2位「神奈川県」(41.0%)、3位「茨城県」(38.0%)、4位「佐賀県」と「鹿児島県」(同率37.0%)となりました。高知県の男性には“家事メン”が多いようです。 (図52)

また、【夫もよく子育てに参加している(いた)】では、1位「鹿児島県」(38.0%)、2位「岐阜県」(37.0%)、3位「群馬県」(36.0%)、4位「栃木県」「広島県」「佐賀県」(同率35.0%)の順となりました。イクメンパパが多い県は鹿児島県という結果になりました。また、鹿児島と佐賀の両県は、【夫もよく家事に参加している】でもトップ5入りしており、家事・育児に積極的な男性が多い様子がうかがえました。 (図53)

(図52)(図53)


【47都道府県 教育・子育て観】

  • 子どもの教育方針 “親が導く”は「奈良県」が最多 “子どもの自由に”は「群馬県」「福岡県」
  • 学習ポイント “苦手克服”は「滋賀県」が最多 “得意を伸ばす”は「群馬県」「愛知県」「広島県」

次に、全回答者(4,700名)に、教育に関する意見を2つ提示し、自分の考えがどちらにあてはまるかを聞きました。

家庭での教育方針についてみると、【親が導いてあげたい】という意見に同意した人が多かった都道府県は、1位「奈良県」(34.0%)で、2位「秋田県」「福島県」「東京都」(同率30.0%)、5位「三重県」「和歌山県」(同率29.0%)となりました。一方、【子どもの自由にさせたい】では、1位「群馬県」と「福岡県」(同率46.0%)、3位「滋賀県」(44.0%)、4位「岩手県」(42.0%)、5位「山梨県」(41.0%)という結果でした。 (図54)

次に、子どもが学ぶポイントについての考えをみると、【苦手を克服してほしい】という意見に同意した人が最も多かった都道府県は、1位「滋賀県」(30.0%)、2位「東京都」(28.0%)、3位「千葉県」(27.0%)となりました。これに対し、【得意なことを伸ばしてほしい】は、1位「群馬県」「愛知県」「広島県」(同率45.0%)、4位「大阪府」「高知県」「長崎県」「沖縄県」(同率43.0%)となりました。
「東京都」は、【親が導いてあげたい】【苦手を克服してほしい】両方で上位、他方「群馬県」は、【子どもの自由にさせたい】【得意なことを伸ばしてほしい】両方で上位に入っており、この2地域は、子どもの教育についての考え方が対照的のようです。 (図55)


(図54)(図55)



  • 子育て方針 “褒めて伸ばす”「秋田県」「山梨県」 “叱って伸ばす”「神奈川県」
  • スマホ・ゲーム “好きに遊ばせる”のは「新潟県」「大分県」 “制限する”のは「滋賀県」
  • 子どもの将来“ワーク・ライフ・バランス派”1位は「滋賀県」 “バリバリ派”は「東京都」

続いて、子どもの育て方についてみると、【褒めて伸ばすようにしている】という意見に同意した人が多かった都道府県は、1位「秋田県」「山梨県」(同率54.0%)、3位は「滋賀県」(52.0%)、4位は「佐賀県」(51.0%)、5位「千葉県」「京都府」(同率50.0%)となりました。一方、【叱って伸ばすようにしている】という人が多かった都道府県は、1位「神奈川県」(15.0%)でした。 (図56)

また、スマホ・ゲームでの遊びについては、【好きに遊ばせている】という意見に同意した人が多かった都道府県は、1位「新潟県」(32.0%)、2位「大分県」(30.0%)、3位「長野県」(28.0%)となりました。一方、【時間や内容を制限している】では、1位「滋賀県」(44.0%)、2位「京都府」(41.0%)、3位「奈良県」「鹿児島県」「大阪府」(40.0%)となり、上位5県中4県が近畿地方の県でした。近畿地方の家庭には、スマホ・ゲームでの遊びに厳しくしている家庭が多いようです。 (図57)

そして、子どもの将来のワーク・ライフ・バランスについては、【バリバリ働いてバリバリ稼ぐ人になってほしい】という意見に同意した人が多かった都道府県は、1位「東京都」(20.0%)、2位「茨城県」「三重県」「長野県」(同率18.0%)、【仕事とプライベートをバランス良く楽しめる人になってほしい】という意見に同意した人が多かった都道府県は、1位「滋賀県」(52.0%)、2位「熊本県」「北海道」(50.0%)、4位「茨城県」「岐阜県」(49.0%)となりました。滋賀県は、子どもの教育についての質問で多数上位に入っており、教育方針や子どもの将来に対し、はっきりとした考えを持っている人が多いようです。 (図58)


(図56)(図57)(図58)


注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%となら ない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

調査概要

調査タイトル
47都道府県別 生活意識調査2018(生活・家族編)

調査対象
ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする 全国の20歳~59歳の男女

調査期間
2017年11月7日~11月15日

調査方法
インターネット調査

調査地域
全国

有効回答数
4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)

調査協力会社
ネットエイジア株式会社

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